上手く乗りこなす店長と母は絶好調でした。
ブランド物のバッグをしこたま買い込み、バカンス三昧。
私は家にいても部屋にこもって家人とは誰も顔を合わせないようにようにしていました。
友人宅に泊まり込み、何日も家に帰らないようになったのもこの頃からです。
それでも、友人のお母さんが「ここに帰って来ていいから学校には行きなさい」と言ってくれ、学校には毎日通っていました。
本当に友人の家に住んでいた状態です。
数日居続け、さすがに居づらくなって時折帰る。
でも、家にはいたくなくて夜中に外に出ていると友人のお父さんが迎えに来てくれる。
生活費は、友人宅のお店を手伝う事で相殺してくれていました。
今でも、その友人やご両親には感謝しています。
ですが、そんな状態でも母が詫びの電話いっぽんもかけてきたことはありませんでした。
そんなある日、学校から友人宅に帰ろうとしたところで一人の老紳士に声をかけられました。
「君は、〇〇さんの娘さんか?」
私の母の名でした。
「君のお母さんの事で話がしたいから、ついて来なさい」
そう言って老紳士が向かったのは、通りの反対側に停められた黒いフルスモークの高級ドイツ車。
そのエンブレムは、車に疎い私もよく知るものです。
あ。多分これは奥様の身内です。
親がバックれてるので、痺れを切らして子供のとこに突撃しに来た模様w
ついて行ったら、ヤバイやつです。
あかん、ワタシ殺されるかもしれない。
そう思ったとか思わなかったとか。
