こないだね、ホルバインがアスファルトのつぶつぶに一個一個米粒おいてたらね、
遠くからおっきなゴミ袋背負ったような体つきをしそうな10才ぐらいのハゲが歩いてきたわけよ。
そしたらそのゴミ袋背負ったような体つきをしそうなやつ、わしが置いた米粒を一個一個拾いながら
「んもー★ かちかちやないのー。多感のー?多感なお米さん炊かんのー?」
と耳元で呟いてきたの。
とりあえず顔面に1001っ発デコピンくらわしてやったらね、顔面がお米みたいな形に一部へこんじゃったわけで、そしたらその子、
「っるっ・・・んっぴぅ・・・・かっつ・・かっちゅぇー」
と数十秒間笑った後、禿げた頭に照り付ける太陽の光を反射させて、
お米に焦点当ててね?当てて何したと思う?炊いたの。おこめたきはじめたの。一粒一粒丁寧に。
そのころわしは隣町のところまですでに米粒置き終わって、
隣町の定食屋さんで、定職定食か無職定食にしようかまよってたら、29歳くらいの基本上目遣いで20mはある長いひげを首に巻いてスカーフ代わりにしている男が寄ってきて、
「ね?やっぱしおのれ、無職定食?いっしょにぱっくんちょしよーねー♪」って言ってきたもんやから、後ずさりしつつ渾身のひざかっくんをお見舞いしたら、