儚いのう・・・
アブラゼミ
ジージーと鳴く蝉。
7年間も土の中で過ごし、やっと日の当たる地上に出たら僅か一週間の命。
使命をまっとうし後は命のともし火が消えるだけ。
でも蝉は僅かな地上での生活を悔やまない。
短い時間で死ぬことを疑問と思わない。
色々なしがらみや複雑な絡みも悩みもない。
生き残る、子孫を残すということだけに集中し余計なことは考えない。
人から見たら儚い命。一瞬の光の矢の如き一生。つまらない生き方。
しかし、彼らから見れば余計なことを沢山考えて、つまらぬいざこざや争いをして、複雑なしがらみや人間関係に悩んで・・・なんて愚かでつまらない生き方をしているのだろう、ムダに長く生きているだけと思っているのかもしれません。
ある意味そんな蝉は悟りの縮図なのかもしれない。
私も蝉になりたい・・・・