母の行動について、ついに病院のソーシャルワーカーやケアマネージャーから正式に苦情が入りました。

 

病院やケアマネからの連絡事項を「考えたくない」という理由で意図的に家族に知らせなかったり、自分の都合の良いように中身を変えて伝達したりと以前から問題がありましたが、今回はケアマネやソーシャルワーカーを自分の愚痴の聞き役、もしくはセラピストだと勘違いしているような行動で、毎日のように日記のような内容を送り続けているそうです。もともと、悲劇のヒロインポジションが大好きで辞められない母ですが、何よりも世間体を気にするのに自分の危機不可解な行動を理解できていない点に驚きました。

 

私の母は普段から、さまざまな人に電話をし1〜2時間と永遠と愚痴を話す習慣があります。内容によって話す相手を分けるようで、家族に対する愚痴は友達へ、逆に友達に対する愚痴は家族へと自分にとって都合の良いように分割されているようです。興味深いというか、これは人間の習性なのでしょうか。彼女にとっては「実際に何が起こったか」というのはさほど重要ではなく「いかに周りが自分に同情的になってくれ、話を聞いて賛同してくれるか」が一番大事なようで、同じ内容のはずなのに、話す相手によってストーリー展開が全く違う、という事が多いです。自分の友達、親戚、子供達に散々愚痴の電話を毎日していたのに、今回なぜ彼女が他人である病院のスタッフなどに、同じような事をし始めたのか考えました。結果は、「愚痴の言い過ぎで周りの人達に愛想を尽かされ、自分の聞きたい慰めの言葉がもらえなくなってきた為に何も知らない他人にその相手を求め始めた」だと思っています。

 

ひとり芝居のように、実在しない内容を作り上げそれを元に悲劇のヒロインを演じ続ける母。何度か、彼女は認知症なのかとも思いましたが、この習性は本人が30〜40代の頃から変わっていません。いつも「娘の体調が心配で」「夫が心配で」と周りに言い回っている母ですが、私たちに対すぐ言葉の暴力や精神的な虐待はひどいものです。機嫌が悪い時には、物を投げつけて来る事もあります。こんなにも外と中で態度が変わるんだな、人としておかしいな、といつしか冷えた目で母を見るようになりました。