こうやってこのブログをupするのもあと何回できるだろう…

辛いですが「肝臓ガン」と戦っている母の生きざまを記録に残しておこう、また末期ガン患者の事実を少しでも理解していただけたらとの思いからこのブログを書いています。

3/27(金)の夜に私は母とビールで乾杯しました。
地元江戸川区小岩で40年飲食業を営んでいた母が、私がビールを飲んでいるのを見て「ちょっとちょうだい」と言いました。

先日片付けをしていたら出てきた江戸切子をひっぱりだして母とグラスをあわせました。
飲み込みも辛くなってきている状態ですが口に含んではしばらくしてから飲み込み、小さなグラスですが1/3ほどのみました。

話は33年前に亡くなった父の話や孫の話、今後の僕の再婚について(そんな人は現在皆無ですが・・)と少しの酔いに任せて結構話しました。

母いわく、父はやさしくカッコ良かった、孫はこれまた良い男、じゃあ俺は何なんだ?
「お前はねえ…金遣いは荒いし女房にも逃げられて、どうなんだか…」
と。

鷹がトンビを産んでそのトンビが鷹を産んだみたいなもんか!
そのトンビは私の事。
母から笑顔がいっぱい。

外は桜が咲き乱れています。
今年は見れなかったけどまた来年見ような。
「そうだね…」
返ってくる返事に力がない。

先日もらした母の言葉「もうあと10日も生きられない」を思いだしました。母は死期を悟っています。

今日は朝からほぼうつらうつらと眠っている状態です。
訪問看護師さんの話ではお腹が少しへこんできていますね。とのこと。

末期では水分が採れなくなってきたらお腹にたまっている腹水をエネルギーとして使う「人間の最終システム」が働きだしたようです。

食欲が落ち始めたときの私の無知からきた怒り、すこしでもいいから食ってくれと母を責めた時を越え、病院に送ってくれ、迷惑かけたくないとネガティブな言葉ばかり言っていた時を越え、今二人は穏やかな時間を過ごしています。

どの家庭をみてもどちらかが落ちているともう一方は安定、そんな時期を越えると最後はお互い穏やかになるんですよ、という看護師さんの言葉。
神様はそう運命づけているのだとも。

桜も散り出した3/28(木)母は穏やかに夢うつつのようです。




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最近読んだ文献で「自然死のすすめ」という過剰医療や延命を否定したもののなかから一部抜粋して囲うと思います。

「治療の根本は自然治癒力を助長し強化することにある」という。

1、自然治癒の過程を妨げない
2、自然治癒を妨げているものを除くこと
3、自然治癒力が衰えているときは、これを賦活すること
4、自然治癒力が過剰であるときはそれを適度に弱めること

解熱剤をつかって熱を下げると治りが遅くなるとか、異物(銃弾や棘など)が内部に深く入り込んだら異物は除去が必要であったり、自然治癒力が発動するには栄養状態の改善が必要であったり、アレルギー反応などの過剰反応のことを言ったものです。

ガン患者に対して積極的な治療は苦痛を与えるだけでかえって死期を早めると言われています。

自然死、、、死が近づくと食事はおろか水分さえもとれなくなるのは当然であり、最後は腹水を栄養としてエネルギーをつくりだす。
まさに「枯れてゆく」のであると。

「自然死」はいわゆる"餓死"だが実態は次のようなもの。

飢餓:脳内にモルヒネ様物質が分泌される
脱水:意識レベルが下がる
酸欠状態:脳内にモルヒネ様物質が分泌される
炭酸ガス貯溜:麻酔作用あり

枯れかけている植物に肥料をやるだろうか、、
万一肥料をあたえても吸収しないので植物に害はない。ところが人間の場合は違い、体内に肥料を別ルートから無理矢理突っ込むわけで、
いかに、死にゆく人間に苦痛と負担を強いているか。

母が段々と弱っていき、食事が取れなくなったとき私は何とか食べてもらおうと色々なものを与えようとしていました。
それはいわゆる母に負担を強いていただけでした。

もう水分もあまりとらなくなってきた3/21の夜に
「もうあと10日も生きられないだろう」と、母がもらしました。

末期ガン患者が水分をとれなくなってからは一週間から十日で逝くといわれています。

そういう方を何人も見てきた訪問看護師さんにその話をしたところ、あながち間違ってはいませんと。

そう、母は死期を悟ったのです。

最後まで一緒に過ごそうと思います。
それぐらいしか僕にはできないけど。なにもできないけど。
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3/14(木)前日よりいっそう険しい顔の母、痛みをこらえている様子を見かねてオプソ(頓服の麻薬)を飲ませる回数が増えていった。
訪問看護師に相談したところ、「痛みは徹底的にとってあげましょう」とのことで
3/15(金)仕事から帰ると"シリンジポンプ"という点滴様式の麻酔[機械式で一定時間に自動に薬を送り込む機械]が装着されていた。

母の険しい顔はとれていたが、混沌とした状況が続いた。
「これからは寝ている時間が増えていくでしょう」との看護師の言葉に、ずっと一緒に母と居ようと決めました。
今月の仕事はすべてキャンセルして今、母と静かな時間を過ごしています。

お茶が大好きな母。近所のお茶屋さんで一番良いお茶を買って飲ませてあげたら「おいしいー」って笑ってくれた母。
ヘルパーさんと二人で
「こんなに高いお茶は女は買えないわよねー」
なんて笑っている痩せこけた母の笑顔。

最後まで笑顔でいてね。ずっとそばに居るからね。



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