思い出したこと

それは君の声が好きだったということ



どうしたの 

元気がないね

何があったか聞かせてくれないか



ぼくは君を救うことはできないかもしれないけど


最後まで話を聞いて

そして

君の悩みや苦しみに寄りそってあげること

それだけはできるから



電話の向こう

君が口を開きはじめる



思い出したこと

それは君の声が好きだったということ