と言うことで、35年の時を遡って今回リリースされたSEA BREEZE 2016です。このブログの一番最初に書いたのが角松敏生のSEA BREEZEなので感慨深いものがあります。この2016年盤はCDだけなくアナログ盤もありますが、さすがにアナログ盤はマニアしか買わんでしょう。私はしっかり買いましたけど。CDの初回限定盤とアナログ盤はリミックスとリマスターの二枚組で、もうコア層は大喜びな感じ。しばらく前にこのアルバムが出るというアナウンスを聞いていたものの、何故かすっかり失念して出遅れました。気付いて慌ててamazonで購入。初回限定盤CDは倍の値段に跳ね上がってましたが、こりゃ仕方ないか。

角松敏生 - SEA BREEZE 2016 (analog版) (2016)
ここのところ欲しいレコードがなかったのでレコードプレイヤーは放置状態で、音出しやデジタル化のためのセッティングが出来ていないためこちらのアナログ盤のほうはまだ視聴していませんが、言わずと知れたこの構図。デビューアルバムまんまの表ジャケットです。色々なバージョンがありますが、以前触れたのでこちらを参照。

こちらがanalog盤の裏ジャケ。デビュー作のオリジナル盤とはTOSHIKI KADOMATSUの書体が違います。空もコバルトブルー一色から流れ雲のある夏の空に変わっていますね。オリジナル版の空が単色なのは、撮影当日が曇天だったためブルーフィルターを掛けたのが理由のようです。

analog盤中ジャケその1とその2
これもオリジナル版のオマージュ。砂浜の色がまんまです。

角松敏生 - SEA BREEZE 2016 CD版 (2016)
2016横浜アリーナ35周年記念ライブやCD予約組のおまけ特典、CDジャケットのanother versionです。アナログ版のジャケと基本同じですね。
リミックス盤CDをスキップせずに通して聴くと聴くと分かりますが、YOKOHAMA Twilight Time の前の曲間が妙に長い。オリジナルの1.5倍以上無音部分があります。この曲はレコードだとB面の一曲目にあたります。曲間を長く取ったのはレコードを裏返す時間という意味を込めてるんだろうと勝手に納得。
リマスター盤の音質に関してはあちこちで書かれているので言及しません。リミックス盤のほうですが、これがまた出色の出来です。リミックスと言うと作り手の目指すベクトルと聴き手が欲しているものが違っていてガッカリな事が多いのですが、これはオリジナルの良さを更に伸ばしながら進化しています。リミックスにありがちな違和感など全く無く、まさに聴きたかったのはコレだという出来です。聴き手を理解している作り手はなかなか居ません、これこそまさにプロフェッショナル。
特にリミックス一曲目のDancing Showerが凄い曲だった事に横浜アリーナで気付きました。シンコペ入りまくりのアレンジと一人多重録音コーラスで、スピード感はそのままオリジナルより更に艷やか華やかダンサブルになって勝手に体が動きます。トンデモなく踊りやすくて、普段踊りとは無縁の私だけでなく周りの人も総立ちでノリノリ、二階席でステージから離れているにも関わらずです。ライブ会場で本領を発揮する曲ですね、コレ。歌い手と聴き手の相互作用でしょう。車中や部屋で聴いていてもその片鱗は感じますが、この曲の持つパワーはそんなもんじゃありません。ライブで聴いたことがない人は一度経験することをお勧めします。オーディオで聴くのとは全く違うこの曲の側面が見えてきます。ライブでこの曲が流れた途端に35年の時間が一瞬で巻き戻りました。まさに「今はもうあのステップも忘れてしまった。時よあの頃に戻れ(※1)」。時を戻せる音楽のちからって凄いわ。角松師匠には聴かせるライブだけじゃなく、またこの路線で最初から最後まで総立ちの踊らせるライブもお願いしたいところです。踊り頑張って練習してくからホント是非。
※1

角松敏生 - DO YOU WANNA DANCE (12inch analog single) (1983)
この曲は12インチアナログシングルのみでオリジナル・アルバムには入っていません。CDではT's 12 INCHESにアウトロが一部カットされたオリジナル、REBIRTH1にリミックスが収録されています。オリジナルでフルのアウトロが最後まで聴けるのはアナログ盤だけ。
