海外に行ったり、住んだりするときに気になるのが、治安の良し悪しではないでしょうか。
各国の犯罪率データというものがありましたので紹介したいと思います。
意外なことにニュージーランドやアイスランド、デンマーク等、どちらかというと安全なイメージがある国の犯罪率が高いので以下に、データの考え方を載せています。参考にしてください。
イタリアとかフランスとかも思ったより高くはないです。よく日本の旅行者が被害にあったという話がニュースになりますが、ニュースになることと旅行者に特化した物取りを職業としてやっている方がいること等で私たちのイメージが出来上がっている可能性があります。
実際には、地域や時間帯等を気をつければある程度、安全に楽しむことが出来るのかもしれません。
やはり、行ったり、住んだりするときは、本当のところを徹底的に調べると、楽しさが何倍にもなるのでしょう。
データの定義:
犯罪が多い国かどうかを各国の犯罪統計(公式的な業務統計)の結果から比較することは、各国の法体系上、軽犯罪をどこまで含めるかが異なり、また、どうせ捕まらないと考えている犯罪を被害者がどれだけ訴えるかが国によって異なるので難しい。一番効率的な比較方法は、直接、一定の期間に一定の犯罪の被害を受けたか共通の質問票で調査することである。こうした調査である「国際犯罪被害者調査」(国連地域間犯罪司法研究所(UNICRI)と国連薬物・犯罪局(UNODC)によって実施)に多くのOECD諸国が参加しており、ここではその結果をグラフにした(データはOECD Factbook 2006・2009による)。
国際犯罪被害者調査は世帯を対象として行われ、世帯員のうち過去1年間に犯罪の犠牲となったかを調べている。ここで被害率の対象となっている犯罪は非在来型の消費者詐欺、汚職を含まない在来型の10犯罪であり、具体的には、自動車泥棒(Theft of cars)、車上荒らし(Theft from or out of cars)、オートバイ泥棒(Motor-cycle theft)、自転車泥棒(Bicycle theft)、侵入窃盗(Burglary with entry)、窃盗未遂(Attempted burglary)、置き引き・すり(Theft of personal property and pick-pocketing)、強盗(Robbery)、女性に対する性犯罪(Sexual offences against women)、暴行・恐喝(Assaults or threats)である。なお1990年データはこれらに加えて自動車損壊を含む11犯罪が対象となっている。
犯罪に関する業務統計とここで使用する調査統計の結果を比較すると、多くが自動車関連の犯罪である点は共通であるが、暴行、特に性的暴行はほとんどの国で業務統計上は報告されることが少ないとのことである(OECD Factbook 2006)。


