去ることの9月2日。
市内に出たところにある、大きめのホールで、ハワイの演劇団体「Ohana arts」による、「Peace on your Wings ~佐々木偵子の物語~」を観劇した。
これは、前々からラジオで何度か宣伝されており、ハワイの子供たち、と言っても6歳から18歳によって上演される、大掛かりな演劇である。
タイトルにもある通り、原爆症で12歳という若さで亡くなった、佐々木偵子さんを主役に据えた演劇となっている。
実をいうと、開演時間に間に合わず、序盤の序盤は見逃してしまったのだが、それでも十分に楽しめた。
僕は今、海外の子供たちと触れ合うことが多いため、字幕に頼らず観劇しようと努力したが、やはり字幕に頼ってしまった。
だが、ほぼ歌と踊りで、それもキャッチ―なメロディで、聞き取れる単語だけでもなんとなくわかるし、日本語で歌ってくれたりする場面もあったので、それなりにわからなくても楽しむことができた。
僕は個人的に、佐々木偵子を演じていた主演の女の子が、高校の同級生に似ており、そのせいで目頭が少し熱くなってしまった。
まあ、それは抜きにしても、話が進むにつれて、泣き所が増えてくる。
僕も、泣くまいとこらえていたが、後半はもう、ハンカチを手に、嗚咽を漏らしていた。
ヒロシマ公演はもう終わったようだが、海外ではまだ上演するようである。
日本にもう一度来てくれることを祈って、このブログを締めくくりたい。
では。