中三の夏、中島みゆきの「オールナイトニッポン」を聴くためにつけたラジオから流れてきたこの曲。
「ひとり咲き」
大石吾郎さんが紹介するそのアーティストの名前は、一度聞いただけでは覚えられなかった。
頭の中に活字が並ばないのだ。
だだ、その曲は眠い目を覚醒させるほどの衝撃だった。
男の人が女性の言葉で切なさを語る。
思春期のちょっと恋する乙女?には、勝手に頬を伝う涙の訳が分からず、その後のみゆき姉さんの声にさえ笑いを忘れる程だった。
あれから36年、今でもこの曲を聴くと胸が熱くなる。
自然とあの時の感情が湧いてくる。
年を取り、生活環境もめまぐるしく変化して、仕事や家事に追われる日々。
今や、苦しい生活の中から少しずつお金を貯めて、Chageさんのliveやファンミに行くことだけが楽しみ。
こんな筈じゃなかった、といつも思うけど、それも全て自分が選んだ道なのだから。
人のせいにしてしまえば楽なんだろうけど、それも結局自分だし。
この小さな楽しみにもう一人加わると、もう少し頑張れるかな。