コロナ騒がれる昨今、世界を巻き込む大事件といっても過言ではない気がします。
占星術家ともなれば星の巡りと照らし合わせるのも当然です。
このブログでは主に、サイデリアル方式によってホロスコープを読むので他の占星術家さん(インド占星術師除く)とは鑑定結果が変わります。
通常のホロスコープ
サイデリアル
簡単にいうと12星座がずれてます。
さて、上部ホロスコープは最初にコロナが拡大し、大騒ぎになった4月半ば
そしてもう一枚。
第二波が始まった時のホロスコープです。
両方とも気になるのが冥王星と木星の合
冥×木のコンジャクションが起こると、コロナが拡大するという見方が出来ますね。
しかし、結論はそう急くものじゃないのがホロスコープです。
冥王星=コロナ
ではないです
冥王星と木星がコンジャクションになると
疫病が発生する訳ではないです
これは強く言っておきます。
では、冥王星が一体我々にどんな影響を与える惑星なのか
考えていきましょう。
トランジットで時代時代に現れる冥王星の星座移動で見えるのは
やはり「破壊と再生」なのかなと
我々の生きている時代は幸いグローバルネットワークが存在しているのもあり、世界全体の事件や動向が見える様になりました。
それによって
冥王星がサイデリアル星座で見て、各星座に突入した時に
その星座をテーマとした「破壊」が始まります。
それも個人が気にならないくらいゆっくり
顕著になるのは、対向星座のパワーが強まる所です。
蠍座に冥王星が突入すると牡牛座のパワーが強まり、
射手座に突入すると双子座が、
山羊座だと蟹座が強まります。
ベタな話になりますが
蠍座突入の1993年以降、日本のバブル崩壊が日本全体に浸透し、経済状態が深刻化。
それまで借金やローンなどを組むのが当然だった世の中が一変
長いデフレから貨幣の価値が上がったまま
現金、現物主義、貯金第一の牡牛座の時代になりました。
射手座突入の2005年からSNSが盛んになっていきます。
日本ではミクシィ、グリーを皮切りに、アメブロ、モバゲー、ツイッター、フェイスブック、インスタグラム、YouTubeと
射手座の崩壊によりこれまでの社会的価値観が大幅に破壊され、発信する双子座が強調されてきた時代です。
山羊座はまだ突入しておりませんが、
2020年の今年、突入します！
何が起こるかわかりませんからね
参考知識としては
双子座冥王星の時代
1910年代には射手座のパワーが強まり、海外へ出る事が盛んになりました。
明治後期から大正時代の到来です。
これまでの江戸時代から大正デモクラシーと呼ばれる文明の変換です
海外で文化を学んだ日本人が西洋の情報を日本に持ち込みました
面白いのが2005年から2020年までの射手座時代は海外需要を国内に取り込む事が主軸でした。
冥王星双子座の時代に海外へ向かい(射手座)
冥王星射手座の時代に海外に日本を伝える(双子座)
そして、今回の山羊座と対向の
蟹座冥王星の時代は1934年から
突入と同時に昭和恐慌が起こり、満州事変、そして第二次世界大戦に突入です。
冒頭の冥王星×木星のコンジャクションの話を持ってきますと、
その年に日本の旗色が悪くなります。
そこから獅子座冥王星の時代に入るまでは戦後復興の時代でした。
獅子座突入と同時に東京タワーが竣工
三丁目の夕日よろしく、古き良き昭和時代が始まります。
かといって獅子座冥王星時代が特別良かったかと言われるとまた詳細を調べないといけませんけどね。
蟹座が破壊され、山羊座が強力になった事で
蟹座領域の家庭や安心は破壊され、果ては国家まで刷新されました。
それでも求めたのは冥王星双子座領域時代のツケです。
時代の流れと見比べれば見比べる程見えてくるのが
各星座に入ってから途中まではみんなノリノリで冥王星の変革に付き合います。
1993~2005
蠍座時代では就職氷河期も相まってフリーターや非正規雇用者の大量発生
外食チェーン、コンビニの発展期とも重なり雇用数も多数あり
かつ正規雇用されなかった層が多い分、人材が豊富となった。
企業側はどんどんと非正規雇用を取り入れ雇用形態の変換に社会が大きく動いたが、2006年頃から正規雇用の風が上向きになり、そこから徐々に雇用の流れが変わっていく。
もう一つ冥王星蠍座で見捨てて置けないのがインターネットと携帯電話の普及期間という所。
ネットに対しても最初はスゲー！となっていた空気も
少しずつネットの闇や犯罪が潜む問題点、実生活の引きこもり等を作り出しました。
冥王星射手座に入るとi phonが爆発的に普及し、
それまでのパカパカ携帯は日本独自の「ガラパゴス携帯」と呼ばれ出すのも蠍座から射手座への推移の様で面白い。
先ほど、「冥王星双子座領域時代のツケ」
と記しましたが
冥王星が突入した星座の対向がパワーアップすると申しました。
占星術にはもうひとつ分かりやすい
幾何学的解釈があります。
星座の8ハウス先は死のハウス
と呼ばれる事です。
例えば上記蠍座でパワーアップした牡牛座が結局、何をしたかというと
「資本を求めた」と言うことです。
問題はどこに？という所ですが、
それがその時代、海外に向いたんですね。
国内に資本がないから
あるところに向いた。
アジア進出がどんどん行われ、ITの技術も求めた。
そこに資本があったからですね。
それがトリガーとなって冥王星が射手座に突入しました。
そんなこんなで2005~2020
射手座時代ではグローバル社会を横断幕よろしく掲げる時代が続いた。
反面、SNSでの主張(双子座領域)が社会に問題すら与える状況になる。
これが既に山羊座崩壊のトリガーとなってます冥王星対向双子座の影響です。
最初こんなにsnsが国内で影響を持つとはおじさん思いもしませんでした。
インバウンド狙いの経済ムーブメントもコロナでおじゃんとなり、
GAFA帝国台頭の時代ですね
皆さん記憶に新しい時代なのではないかと
そう、最初は行くぜ新時代！くらいの空気あるんですけどね。
半分くらい経つと問題点が浮き上がってくるんです。
戦争も最初はイケイケドンドンな空気があったらしいんですけど
半分過ぎると敗戦色が出てくる様に・・・。
さて、これからの新時代。
戦時～戦後の時代と逆の場合だとどうなるのか
当然 他の惑星の影響は強く
かつ身近な惑星程インパクトが強いので冥王星だけで占える物ではありませんが
私が思うに変化は緩く
じわじわと気づかない内に起こるもので、
結果として冥王星の破壊と再生が行われるんだろうなと
すこし歴史を振り返ってみても結局歴史の主題は過ぎ去ってから明確になるんだな
としみじみ思うくらいです。
コロナだとか、天災だとか、リーマンショックだとか、平成の終了だとか
あくまで冥王星の主題の中の一幕に過ぎず
結果、世界は変わっていくというところかと
山羊座の破壊が始まると言うことは
リーダーシップの崩壊
社会システムの崩壊
それすなわち、強制力の低下
強力になる蟹座の影響で個人個人のシンパシーにより形成されるコミュニティの拡大
日本の男社会の作り出した縦社会が破壊され、新しい横の繋がりによる社会が形成されていく
そんなベタな予想をしてみます。
まず
コロナショックが奇しくも
射手座と山羊座の境目で
木星×土星×冥王星のコンジャクションを起こした事からも
国外からもたらされたウイルスにより国外との付き合い方における問題点と
在宅ワークを推進させた所がずばり冥王星クサイです。
在宅ワーク=会社離れとみてもいい
休業要請によって企業(山羊座)が軒並み打撃を受けたのがまた特徴的ですよね。
しかもインバウンド狙いやオリンピックが象徴的な被災地になったのも射手座冥王星クライマックスといった所かと
これまでの記述にもあったように、
前例から見るに冥王星の突入前後に山羊座を変革させる肯定的な動きが必ず起こります。
そこで象徴的に怖いのが・・・
来年から始まる
「働き方改革」
恐らくこれから数年
働かない社会風潮になっていきます。
しかも山羊座冥王星時代は2040年まで
ほぼ20年あります。
20年で社会の労働形態はゆっくりゆっくりと変わります。
働かない社会ヤッターー！！のムード束の間
問題点は秒で見えてきますよね。
全ての星座に言えることなんですが
同じエレメントの星座が影響を受けますから、
牡牛座という財産のエリアや
乙女座という勤労・学習のエリアも影響を受ける訳でして
それつまり、
これまで「ちゃんとした生活」と言われていた
人間の真面目なゾーン
これさえやっておけば資本主義のベースが
大変な事になるということ
働き方改革に話を戻しますと
そもそもブラック企業がブラックたるのは
腹黒の上層部が全部ネコババしてる訳じゃないんですよね
人材確保に苦しむ今の時代、教育期間にもお金がかかる訳だから
長く続く方がイイに決まってます。
企業の評判が上がれば相乗的にパフォーマンスも上がるのがわかってる
けど！
そういう働き方じゃないと利益でないんです。
株式会社ってそういうもの。
右肩上がりに数字上げてかないと企業の評価下がっちゃうんです。
無理な雇用形態でまかなってきた中小企業がまず苦しみます
次に下請け業者の減っていく大企業が苦しみます
最終的に企業から徴収していた税金が減ります。
当然、死人が出る程の労働を強いる社会に問題があります。
しかし、企業がないと資本経済が息が出来ないのもまた事実。
これから否応なく変換が起こりますからなんだっていいんでしょうけど、
正直、山羊座冥王星はやばいです(語彙力)
蟹座冥王星で日本は焼け野原になりましたからね。
振り返ればなかなかのインパクトが残ってるんじゃないでしょうか。
そんな山羊座冥王星が2040年に終わったら待っているのが
冥王星水瓶座の時代です
2040年問題という高齢者爆増問題が待ち構えています。
そんなわかりきった未来予想図に対し、
内閣府は
2050年に向けてムーンショット計画を
ぶち上げてます。
来たる。 水瓶座革命。
って感じですね。
逆に、こうでもしないと間に合わない社会が誕生してるっていう
そんな時代が今年から
始まります！！