トランスサタニアンの考察
海王星
海王星はよくイメージや想像の世界、アルコール、ドラッグ、音楽芸術等を象徴すると記述されていますが
私が採用しているサイドリアル獣帯における海王星の象意を見て感じることは
海王星はその人間が後世に残していく、または残していこうとするものなのではないかと考えます。
そもそもにおいて芸術やイメージというものは右脳派や天才などに特記されるものではなく全ての人間がもっているものです。
それは作品という形をとらなくても自分の子供、会社、製品など
そういうものとしてイメージは具現化され後世に残すもの。
として解釈しております。
その海王星とのアスペクトによりその人間のそれらに対する付き合い方が表されるのではないかと考えるのです。
一番わかりやすく後世に残すものとして感じるのは"子供"です。
海王星のキーワードには入っておりませんが
後世に残すものとして一番に思い浮かぶものはそれです。
むしろ芸術家、作家、音楽家においても作品は子供ですし
社長にとっての会社も子供、エンジニアにおいても製品は子供です。
何かを生み出し育てる。
そういう行動を人間は必ず行います。
そして海王星は世代天体です。
子供の育て方というものは世代別に大きなテーマがあるというのも
わかっていただけるのではないでしょうか。
ベビーブームなんてのもありますしね。
そして個人天体がそれにアスペクトすることによって人それぞれの関わり方があるのではないか、と考えるのです。
一番データとして読み取りやすいのがこの世を去った偉人達です。
彼らの残していった物が割とサビアンシンボルに記されているのではないだろうか。
そう感じております。
天王星
天王星は革新、テクノロジー、ネットワークなど
未来的なキーワードが上がっておりますが
私としましては単純にその人個人の生きた縮図
いわゆる宿命が記されているのではないかと考えます。
海王星と天王星の公転速度の差からも納得しやすいのが
それぞれの世代間での課題というものが自分の世代の課題と残して行く未来への課題
そのスパンとしてみると概ね納得の期間差ではないかということです。
惑星の順番としても土星(社会的課題)の向こうにある人間存在としての課題という生命を考える上での順序としても合点が行きます。
土星と天王星の大きな違いというものは
土星は主観的課題
天王星は客観的立場から見たその人間の存在
こういう違いを見ております。
死も含めた役割といいますか(死の時点で主観的人生が終わる)
案外ディープなメッセージをもっている惑星ではないかと思います。
冥王星
そして最後に冥王星
こちらは最近のメジャーな占星術ではとても重要視されていますが
海王星より向こうの天体ともなると少しテーマが壮大過ぎて掴みにくいものです。
考え方としては
土星→天王星→海王星の順に時計のひと針の間が大きくなっていきますので冥王星も例外ではないのかな踏まえられますが
ただ、やはりサイズ的に準惑星だから効果としてはもしかしたら薄いのかもしれないとも考えられますし
かといって古代の文明にも認知されていた史実(噂?)を考慮した場合ひとつの階層として適用すべきではないかなとも思う次第でございまして
海王星の周回軌道と若干被っている軌道を持つ冥王星のテーマ、、、
「残し行く物、未来への意思」を携えたその先、なんでしょうかね。
長くなるので別記事でまとめます。