詭弁書蔵 三ツ目亭

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もういいですね!

 

今回が十二支の真の姿の最終章です!!

 

 

超長いですが、興味があれば面白い事間違いなし!!

 

 

早速本文入ります!!

 

 

 

 

今回にて一段落となります十二支と十二星座の関係

 

前回までに解読した十二支と星座のまとめです。

 

 

 

 

残りは

「丑」と乙女座

「寅」と獅子座

「戌」と射手座

 

この三つです。

 

では今回は「戌」と射手座の関係から考察していきます。

 

 

 

「戌」の象形文字と成り立ち

 

図①

 

「戌」の構造形は元々一種の丸い刃の広い短い柄の戦闘用の斧から来ている。
 古代はこれを「鉞」と称していた。「戌」は甲骨文字では象形文字である。突き出した半円形の刃の部分は典型的な「鉞」の特徴を持っている。
 金文の「戌」の字はその他の兵器の文字と同様な変化をして、右辺の「木偏+必」(木の柄)の形は矛・戈 という旁になった。左辺の半円の刃の部は線条化の変形過程の後、トとなった。金文から小篆以来、楷書は小篆を受け継いでいる。
 戌の字は兵器の象形文字である。
 しかし戌は十二支であり、兵器からの直接の由来ではなく、「戌」という名の神祇から来ている。”

 

 

 

との事です。

鉞(まさかり)というのは金太郎の持ってる斧(おの)の仲間

 

図②

 

古代中国では刑罰用途(いわゆる斬首ですね)にも用いられた事から

権威の象徴ともされていたとの事。

 

図①一番左側を見ていただくと確かに斧の絵に似ているのがわかります。

 

文字になっていくにつれてどんどんと斧の形から変わっていっている事も見逃せない所です。

意図的に違う形にしていっている様にも見えます。

 

ちなみにエジプトのヒエログリフにおける斧

 

左が斧そのものの文字

右が斧の形を使って作られた文字です。

 

「戌」の漢字の象形は戦闘用の斧を模した。

との事なんですが、

斧のディテールは多岐に渡るので、

斧単体の特徴として見た際、ヒエログリフのデザインの方が理に適っている気がします。

 

そして射手座の記号ですがこちらです。

 

 

 

 

皆様ご存知の形です。

 

射手座の逸話をどの時代から掘り下げても

 

「半人半獣の射手者」というワードは変わる事なく

強いて言うなら蠍の尻尾を持っていた。

 

というくらいです。

 

なので記号の原型は「弓矢」なのでしょう。

 

ところで皆様

こちらの記号なんですが

このブログ記事を読んでいるという事はどこかでご覧になっているかと思います。

 

「午」と牡羊座の原型となった「男性器」の記号です。

もし「午」と牡羊座での私の推測が正しかった場合

・何故牡羊座では簡略化が行われ、射手座はそのままの形なのか

・同じ記号が出てくるにしても木星支配の射手座が火星♂の特徴を持つのか

 

という疑問が生じます。

 

その点について考えた時、「射手」というワードが重要という所に至りました。

 

謎を解くカギは射手、つまり「矢を張った弓」というワードです。

 

「戌」の象形文字をもう一度よく見てみると

斧の刃を描くにしては綺麗な閉じた形状ではない事に気づきます。

斧の刃をひとつの物体として見た時に刃先だけ分けて描くものだろうか

と考えました。

 

仮説の前提として私は「戌」=射手の繋がりから見る事が出来ますので、

むしろ「戌」が射手座に近づかないかという視点で探ってみました。

 

 

その視点で見た時に解説では斧の刃とされていた部分が弦を引いた弓だったのではないか

と思ったんですね。

 

なので「戌」とよく似た形の漢字「戊」と

「戌」「戊」二つの漢字の部首にあたる漢字「戈」

 

「戈」と「戊」と「戌」を比べて考察してみました。


 

三つの漢字の共通点は図の一番上の絵の部分です。

三つの漢字は全て「戦・武器」から由来された漢字とありました。

 

つまり、人がそれぞれ違う武器を持った姿なんじゃないかと見たんですね。

 

そうなると、「戈」が持つ物は棒ですが、戦ではオーソドックスな「槍兵」として見えます。

一番兵隊の多くが持っていた武器だったのでこの漢字が部首となるのもうなずけます。

 

次に「戊」が持っているのは「さすまた」に見えますね。

「さすまた」とは二又に分かれた槍の様な物です。

古代からあった武器だと言います。

 

そうなると、「戌」の象形文字は弓に見えてきませんかね。

例えばこんな象形の変換が想像出来てきます。

 

 

 

 

 

牡羊座の記号の矢印と射手座の記号の矢印は

変化していった時代が違うんじゃないかと考えます。

 

射手座の記号が現在の形に収まった際に矢印の意味そのものが牡羊座の時と違うんじゃないか

と予想します。

 

つまり、射手座の記号に関しては

より”弓を引く人馬の姿”に近い原型があったのではないか

と考えています。

 

しかし、この結論だけでなく

もう一つ「戌」と射手座を結びつける要因があります。

 

象形文字から漢字の「戌」になっていく変容の違和感です。

あまりにも無意味な変容が起きているという所。

何かと何かの組み合わせでもない字が、象形文字にしては複雑な形状を辿っている点です。

 

ここで射手座の星図を見てもらいます。

 

 

 

 

変換の途中にある

金文文字・小蒙文字を見て頂きたいのですが、

斧の漢字の変容というよりも射手座そのものの形状。

 

″小蒙文字″の形状はむしろ射手座の星図の特徴に近く見えます。

 

射手座の記号の原型→射手座の星図→「戌」

 

こういう変換にて生まれた漢字なんじゃないか。

 

という結論を出しました。

 

 

それでは次に

 

「丑」と乙女座の星座記号の考察をしていきたいと思います。

 

まず「丑」の象形文字の成り立ちですが、日本語のサイトを検索した所

”何かを掴むために曲げられた手・赤児の手”とありました。

 

 

 

 

確かに、甲骨文字の段階で指を曲げた形に見えます。

しかし、もう少し調べてみた所

 

中国語のサイトで気になる文献が出てきました。

 

 

 

挿絵の下の解説文章を翻訳サイトでパワフルに翻訳しましたら

 

 

”“醜い”文字甲骨文と金文の字形全て1個のようにの鳥の爪の子。古い中国語“爪”は人の爪あるいは爪を指すし、だから《文を話す》は“衛”文字“象手の形”を話して通ることができます。副次的に後のいろいろな用途のは十二支を作ります。簡体字は“槐”を合併します”

 

 

とありました。

 

 

解読するに

 

"丑(中国後では醜の意)

甲骨文字と金文文字は総じて「鳥の爪」を模している。

「爪」の象形文字では人の爪、あるいは爪を表しているので「手」の象形として解くことができる。

鳥の爪から色々と足され十二支の「丑」の漢字が作られた。

「丑」は「醜」の簡体字。"

 

中国語もわかんないし翻訳もパワフルなのでこちらもパワフルな解釈をしましたが

恐らくこう書いてあるんじゃないかと思います。

 

 

漢字がそもそも中国から渡ってきたと考えた時にこの「鳥の爪」という要素も考慮に入れるべきかなと思うんですよね。

 

「丑」の成り立ちも程ほどに、

次は乙女座にメスを入れていきましょう。

 

前回記事の山羊座同様

乙女座の神話から乙女座自体の出自を探ります。

 

乙女座の逸話は3種類あり、どれが正解か今のところはっきりとわかっていません。

はっきりと分かっていないのは12星座どれもに当てはまる事なんですけどね

 

以下はwikiからの抜粋です。

 

”①古代メソポタミアに由来する。そこでは Furrow(畝)とFrond(葉)の2つの星座があり、2人の女性が描かれていた。「畝」は隣のしし座の尾と鞭、または麦穂を持ち、「葉」は「エルアの葉」と呼ばれるナツメヤシの葉を持っていた。のちのヨーロッパではこれらが統合され1人の女性になり、それぞれの手に麦穂と葉を持つようになった”

 

 

 

 

②昔、人間が争いもなく平和に暮らしていた時代(黄金時代)は、神もまた地上で人間とともに暮らしていた[1]。しかし次第に人間たちには文明と欲が生まれ、争うようになったため、神は1人ずつ天に帰っていった[1]。最後まで地上に残ったのが正義と天文の女神アストライアーで、人間に正義を教えていたが、彼女も人間に失望し、自ら天に昇っておとめ座となり、持っている天秤はてんびん座となった[1]

 

 

③豊穣の女神デーメーテールの娘ペルセポネーは、妖精と花を摘んでいる際に冥神ハーデースに略奪され妻となった[1]。母デーメーテールが激怒したため、大神ゼウスはハーデースにペルセポネーを天界に帰すように命じる[1]。ペルセポネーは天界に戻ったが、冥界のザクロを口にしていたため、年のうち8か月は天上で、残り4か月は冥界で過ごすこととなった[1]。こうしておとめ座が天に上がらない4か月の期間ができ、穀物の育たない冬が生まれた[1]

 

 

この3つの乙女座の逸話は古代メソポタミア神話の女神三柱が大きく影響しています。

 

そもそも何故私がこんなにメソポタミア神話に食いつくかというと

現在の星座の話の元となったギリシャ神話、ローマ神話は古代シュメール神話から受け継がれた物

もしくは変形させた物だからなんですね。

 

その過程の中で混同・変形してしまった情報をがどの段階を以て現在のホロスコープと十二支の漢字に影響を与えたか

という所を探っている訳です。

 

 

 

乙女座に関係したであろう古代メソポタミア神話の女神達

 

シュメール神話から

 

ニンフルサグ

 

イナンナ

 

この二柱と、

 

 

 

メソポタミア神話から

 

イシュタル

 

この一柱です。

 

時代としては

シュメール神話→メソポタミア神話の流れがあります。

 

 

 

 

ニンフルサグは大地の女神。

 

繁殖・豊穣を司ります。

 

いわゆるグレートマザーの立ち位置です。

歴代のシュメールの王はニンフルサグの「乳により養われた」とも言われていたそうです。

美の女神等よりも母神の立ち位置に近い存在です。

実際に地母神とか言われてます。

 

ニンフルサグは調べれば調べる程混同されていった女神が現れて、結局どの女神の話か!となりました。

果ては女性じゃなかったかも…。なんて可能性まで出てきています。

 

ニンフルサグの容姿としては

角のついた頭飾りに段々のスカートをまとい、肩には矢筒を背負った姿で描かれることが多いが、つながれたライオンの子を伴った姿で描かれることも少なくない。

シンボルはΩ(オメガ)。蛇、雌牛の姿で描かれることもある。(※後半ここ大事になってきます)

 

との事。

 

 

イナンナは金星、愛や美、戦い、豊穣の女神。

 

外敵から守る戦いの神の立ち位置。

いわゆる戦乙女(ヴァルキリー)というヤツですね。

 

背中に両翼の羽を持ち鎚矛を両手に持つそうです。

魔法の装身具 、荒野を象徴する冠、ラピスラズリの測量尺、胸を飾る一対のヌヌズ石飾り、胸を覆う飾りトゥディダ、衣装パラ

シンボルは藁束。

聖花はギンバイカ、聖獣はライオン。

 

との事。

 

どちらもライオンをつれている、という共通点があります。

 

 

 

そして乙女座の女神があやふやとなってしまっている最大の原因

 

それが

 

メソポタミア神話のスーパー女神イシュタルです。

 

 

ぶっちゃけていっちゃえば

 

イシュタルという女神

 

ニンフルサグとイナンナの伝説が合体した女神

 

前述のニンフルサグとイナンナはシュメール神話にて同じ時代に崇拝された神様です。

 

それが信仰の地と時代の変容から次なる文明で統合されて出来上がった女神ということです。

 

以下

 

wikiより抜粋

 

イシュタル

戦・豊穣金星王権など多くの神性を司る[2]

神としての序列が非常に高く、神々の始祖アヌ・神々の指導者エンリル・水神エアを3柱とする、シュメールにおける最上位の神々に匹敵するほどの信仰と権限を得た特異な存在[3]

アッカド語では古くはエシュタル、後にイシュタルと呼ばれるようになった。この語は元来は金星を意味し、明けの明星としては男神、宵の明星としては女神であったが、最終的に1つの女神として習合された[4]

戦女神でありながら地母神という美の神です。

 

 

 

とりあえずわかる事は当時のイシュタル信仰は熱狂的だったそうですね。

本来の最高神達に後出ながら肩を並べた強キャラだったのでしょう。

 

イシュタルってすげぇよな!!

という心理が原因なのか、噂が噂を読んだのか

逸話が膨らみいろいろな要素が統合されたスーパー女神となり

このイシュタルの持つ神性や特徴が後世にて様々な女神に振り分けられたと考えられます。

 

つまり

諸説ある乙女座の神話はイシュタルにて統合されるという事が伺えます。

 

乙女座の乙女って結局誰→イシュタル

 

こう言って差し支えないでしょう。

 

 

↑画像はギリシャ版イシュタルです。

またの名をデーメーテール、またの名をペルセポネー、またの名をアストライアーと言います。

ところ変わればイシスとも呼ばれます。

 

先程触れた金星のお話。

もともと金星の女神だったニンフルサグはイナンナにその称号と豊穣の神の神性を譲ります。

それをイナンナ→イシュタルという形で継承したと書きましたが。

 

 

このシリーズの最初に出てきた「金星が二つの謎」の答えがここにて現れます。

 

「子」と「巳」の金星です。

 

実は、「子」の象形文字は「戌」と同様、極端に途中で変更されています。

 

 

どう考えても金星とは程遠いこの形から

文字の変容途中で急に金星の記号になるのです。

 

その謎は見当すら付いていないとの事。

 

なのですが、

 

金星♀の記号になる前の「子」の甲骨文字の時代には

まだ天秤座が存在していなかったんじゃないか

 

と私は考えます。

 

というかシュメールの星座には天秤座が存在していないそうなんですね。

現在の天秤座の位置には蠍座のハサミの先があったそうです。

 

天秤座のこの謎は乙女座の謎の紐解きが終わったらお伝えするとして、

 

上記二つと、シュメール神話を結びつけると

 

以下の様な仮説が組み上げられます。

 

元来、乙女座の位置に二人の女神がいた。

 

片方は畝(畑)という名前

片方はナツメヤシの葉という名前

 

畝は豊穣の意味

ナツメヤシの葉は富の象徴の意。

 

後世、ナツメヤシの葉=イナンナとなり

ナツメヤシ=勝利の意味と変容します。

 

ニンフルサグが金星と豊穣の称号を譲った後イナンナが乙女座の位置の女神として一人になりました。

 

そこからニンフルサグはどこにいったのかというと

もう一つの金星、「巳」と牡牛座に行きます。

 

ニンフルサグの解説の中で"雌牛の姿、蛇の姿として描かれる事もある"とありました。

 

 

今一度「巳」の象形文字を見てみましょう。

 

 

甲骨文字の中に

金星♀の記号と蛇の様な形状の記号が存在します。

 

そしてニンフルサグのシンボル「Ω」

これこそが金星♀の記号の原型であり、イナンナに譲られ、天秤座の記号へとなった根本図象です。

 

ニンフルサグが男性とも言われている所以は牡牛座の位置に移った事に存在します。

元々紀元前のメソポタミア周辺では牡牛の信仰が盛んだったのですが

それが牡牛座の原型なんですね。

 

占星術発祥の時代では歳差運動の関係で

春分点が牡牛座に存在していたので

「太陽神」が牡牛座に存在したんです。

 

ここら辺は占星術の根本の話になります。

これにまで触れていたら終わらないので今回は省かさせていただきますね。

 

そもそも占星術において

「牡牛」なのに金星♀が支配って少し違和感がありますよね。

オスの牛に女性の記号がつくという矛盾です。

 

それら全ての矛盾はニンフルサグとイナンナの星座移動の逸話から来ている。

というお話です。

 

そして各地に名残を残しているシュメール神話はエジプト神話にも通じています。

 

ニンフルサグとイナンナの関係は

エジプト神話の二柱の女神、ハトホルとイシスの関係とも似ているのです。

 

エジプト神話における母神の立ち位置のハトホル

そのハトホルの被っている冠もニンフルサグと同様「牛の角の付いた冠」

 

そしてイシスの姿が鳥人間なのもイナンナ由来のものとなります。

証拠と言っても過言ではないレベルです。

 

 

そして金星の神の称号を得たイナンナにも金星♀のマークがつきました。

 

イナンナ=イシュタルの両手に掲げられたアンク♀

 

 

 

これが今見られる天秤座の記号の原型ですね。

 

ここからさらに続けますと、

イシュタルが引き連れている獅子とイシュタルが合体して生まれた怪物が居るんですね。

 

それは世界的に有名なこちらの方。

 

スフィンクスさんです。

 

スフィンクスさん、実は女性なんです。

 

wikiから抜粋しますが

古代エジプトにおける本来の名は不明だが、ギリシア語名は古代エジプト語シェセプ・アンクszp 3nh, シェセプ=姿・形 アンク=再生・復活の神 「アンク神の像」の意)に由来するのではないかとする説がある。ただしこの語は神あるいは王の像に対してのみ使われており、合成獣に使われた証拠はない。

スピンクスは女性名詞であり、中国語では「獅身人面像」または「獅身女面像」と訳される。夏目漱石は『虞美人草』の中で「獅身女」という漢字に「スフーヒンクス」という熟字訓を当てた[1]

 

実際のスフィンクスの神の名前は不明ですが

アンクの神の像という意味の仮の名前がついているとの事。

 

獅子をつれているアンクを持った女神はイシュタルのみ

 

つまり、イシュタルと獅子の合体として作られた可能性が高いです。

 

 

そしてスフィンクス以外にもイシュタルと獅子を合体させた怪物がいます。

 

イシュタルの足は鳥の足ですね。

 

そしてその足は獅子座の前にあります。

 

 

そこで神話上にあらわれたファンタジー好きに大人気の方がこちら

 

 

 

グリフォンさんです。

 

歴史としてはシュメールからはずいぶんと進んだギリシャ神話まで行きますが。

イシュタルの足がグリフォンの前足、そして胴から後ろを獅子座が構成しています。

 

 

そしてこのグリフォンさんが

ようやく「丑」の象形の謎を解いてくれました。

 

「丑」の象形の鳥の足とは

イシュタルの足だった。

という事。

「丑」の漢字が鳥の足で。

何故鳥の足だったのか説明するだけでこのボリューム。

申し訳ないです。

 

 

そして話はこのまま

 

「寅」の象形文字に進みます。

 

「寅」の象形文字はこちら

またパワフルに翻訳してみましょう

 

“寅”は“むさぼり”の本字で、本義は“深さ”です。甲骨文早期は“矢”(矢)を“寅”として;末期は文字に“口”形を加えて、矢を示して的を通過して、撃ち深く、金文に両手の形が現われて、今後変化して更に大きいです。古典籍はどれだけか十二支の第3人とすることを借ります。

 

 

 

三ツ目亭的に解読してみると、

 

「寅」は「夤」の本当の字(意味:慎む、つらなる)本当の意味は「深」。

いつしか「口」が合わさり”矢が的を深く射貫く”となっている。

金文文字にて両手の象意が加わり更に大きく変容していった。

それからいろいろあって十二支の寅の意になった。

 

なるほど。

 

要は矢が的か何かに深く入っている訳ですね?

 

 

 

 

それでは今度は私の番です。

 

乙女座=イシュタル

イシュタル=ニンフルサグ+イナンナ

 

こうお話しました。

 

 

「寅」の象形の原型の段階ではこれは”矢筒に入った矢”を意味するんじゃないか

と思うんですね。

 

「口」に深く入っている訳ですから。

的なんじゃないか?とは残ってますがそれも仮説の範囲なら箱だった可能性もある訳で、

矢を入れる箱というのは主に矢筒と呼ばれる物ですよね。

 

 

そして意味として「慎む、連らなる」となると

仮説として浮かび上がるのがひとつ。

 

ニンフルサグの背中には矢筒に入った矢があるという特徴がありましたね?

 

そしてもともと獅子はニンフルサグが引き連れていましたから、

 

 

獅子の牙、爪を「矢」と捉えた時に

獅子は主人に連らなり、慎んでいる状況です。

 

そして矢筒に入った矢も仕舞われている為、慎んでいる状況と言えます。

 

矢を背負った背中と後ろの獅子

それらはニンフルサグの背中として現れます。

 

「寅」=ニンフルサグの背中

 

という結論に至るのにもう一つ根拠をお持ちします。

 

それはニンフルサグのシンボル

 

Ω(オメガ)です。

 

現在の獅子座の星座記号というのは

ニンフルサグのΩから来ている可能性が高いと思えます。

 

そうなってくると獅子座の原型として

 

獅子座=ニンフルサグ

 

この可能性が高かったと考えられます。

 

 

 

また漢字の話に戻りますが、

 

「戌」同様「寅」も途中に大きく形状を変えています。

 

金文文字、小蒙文字、このあたりから

矢筒に入った矢と翼のある背中の象形の様に見えますね。

 

何度も鳥人間が出てきましたが、

それつまり

 

ニンフルサグからすべて引き継いだ

イシュタル(鳥人間)の背中となります。

 

そして牡牛座に移ったニンフルサグの位置にあった星座が獅子のみになりますから

獅子座が生まれる訳ですね。

 

イシュタルという存在が、獅子座、乙女座、天秤座にまで影響を与えているんですね。

 

さすがスーパー女神といった所か。

ここまでの仮説から、イシュタル信仰が大きくなった話も含め予想出来るのは

イシュタルの星座は結構巨大な星座として認識されていた時代があったのではないか

とも思うのですが、さすがにそこら辺の資料は見つからずこの可能性は保留とします。

 

 

 

さて!

 

いくつもの時代が交錯する12支の解説ですが、

時代と共に引き継がれていった物も交錯し、いちいち要因を探り、結びつけるという事ばかり。

にしても複雑ですになってきてますね。

 

ただ、

 

現代において全てあいまいなままな説と比べると

信憑性は高いのではないかなと思います。

どこかの研究機関にいる訳ではないので物証という物証も書籍もありませんけどね。

さて

謎だらけの12支の中でも一際謎に包まれている問題に触れて行きましょう。

 

先程ひとまず置いておいた

「子」の象形文字の謎です。


これも前提として

「子」=天秤座

という話があると解明出来ちゃうんですね。

「子」の象形文字はエジプト神話がカギを握っているんです。


子の象形文字は「金星♀」とこのシリーズの最初で紹介しました。

しかし事態はもっと複雑でややこしかった為、

12支全部の解読が終わるまでは出来ないなと思い控えておりました。

とりあえず
「子」の象形文字は最初、図の様な形だったんですね。


現代の天秤座と「子」が結びつけば

このシリーズにおける12支と12星座の関係という本題は解決するので

一旦この事実を飛ばした事を許して頂きたい。

 

結論は変わらないので、理解しやすい様に取った行動です。

今は更に裏付けを強くする為にお話しようと思っています。

 

 

それにしてもこれは中々に異様な変化です。
 

さらに奇妙なのが、

どの文献をあたっても「子」に由来する記載の図のヒントが一切残ってないんですね。
 

これが問題なんです。


最初の象形に触れないまま「子」は赤子の象形として存在しているというのは

本来の字の根本に辿り着けないという話です。

漢字→象形文字はネットがあれば簡単なんですが

象形文字→漢字は検索かけられないんですよね。

 

なので象形文字を分解して考えて行き、

一番特徴的な記号の「×」これは何を意味するのか調べてみました。


簡単な図象の割りに、案外漢字の原型で「×」を使用している漢字は少ない様で

数少ない「×」を使った文字として

「凶」を見つけたんですね。

 

由来としては

 

「凶」の字の「凵」は胸の形であり、死者の胸に朱色などで×形の文様をかき、死体に悪い霊が入り込まぬようにまじないをすることを「凶」とした。 これは人が死んだ時に行う事なので、凶事(縁起が悪い事)とされた。そこから「わるい・まがごと」の意味になっていった。

 

 

との事。

 




色々調べていても古代の文明では死者の胸に不吉という意味の「×」という化粧もしくは傷を施した。

とありました。

それと加えて、

その「丸で囲んだ×」の周りをいくつもの放射線が出ていたり、少し出ていたりしてますね。



シュメール文明では死者を火葬していたという記録が残っているとの事なんですが、

 

そこから踏まえるに


「子」の象形文字は「棺を焚火で焼いている(火葬)」図なんじゃないかと考えたんですね。


という仮説を立てたんですね。
 

それに加えて


数字の象形文字を調べてみましたら
新たな展開が見えてきました。




10000を示す「萬」

こちらの象形文字を見て頂きたいのですが


10000の部分を見て頂きたいです。

 

現在では「萬」の漢字となっている様なんですが

完全に蠍の絵ですね。

どうやら古代の蠍似の違う虫らしいです。


なんでそんな生物を10000という単位に起用したんじゃい。

 

という部分においては、

 

10000とその蠍似の虫の名前の音が似ていた為、

その虫=10000

萬=10000 となったんだとか。

 

 



なるほどなるほど。
きっとそうなんでしょう。


いや、

そんな事よりも見て頂きたいのが

 

蠍の胸の「×」!


私からするといくら学者様が違うとおっしゃられても蠍にしか見えませんから!

そしてこれは地上の蠍ではなく、蠍座を描いた物だと考えますから!

星座にこだわりすぎですか?
いやまぁそういうブログなんですよね。
そもそも12支って天文由来の物ですし。


まぁ。とりあえず何故そう思うかだけ聞いて頂きたいです。


「凶」の象形にあった死者の胸の「不吉を記す×」が「萬」の蠍の胸にもあります。

これは逆で、

 

もともと蠍座の胸にある「不吉」を死者の胸に施した。

 

と考えるのが妥当だと思うんですね。



蠍座の胸にある「不吉」とはアンタレスの事です。

火星に次ぐか並ぶとされる真っ赤に輝くアンタレスは古代では不吉の象徴とされていたんですね。
そしてそれはかなり重要視されていたとの事です。


アンタレスは冥界を意味していてその門番をしていたのが蠍座だったと。
その根本もそのアンタレスが胸にある蠍座のハサミの先が秋分点で

その「冥界の門」を過ぎると太陽が徐々に短くなっていく所から、生命の減衰と捉えた。
という記録がある様です。

昔、春分点は牡牛座にありましたね。

牡牛座は太陽神として崇められていましたので

その正反対の位置の星となると相当重要なのも納得です。


「萬」の意味する10000は当時無限と同等の意味を持っていたとも言われ

現在でも「よろず」「すべて」といった様な意味を持っていますね。


その限りの無い数に地上ではない、この世界の向こう側、といった感覚があったのかもしれません。

もしくはシュメール人はアンタレスから来た宇宙人で、死して故郷に魂が帰るという事で蠍座をあてたのかもしれません。

これは冗談の領域です。


そしてエジプト神話の時代に入ると、蠍座の爪の位置はオシリスの玉座を意味する様になりました。


オシリスは冥界の神で、その玉座が秋分点「蠍の爪」にあった。という事です。

それが「子」の象形文字の元々の絵の元になったもう一つの仮説です。


加えて
乙女座の原型となるイシュタルはエジプトのイシスのモデルとなったというお話もしましたが、


そのイシスの頭にあるのがオシリスの玉座なんですね。

 

 

↑頭の上の白いのです。階段じゃなくて王の椅子ですからね。便器でもないよ。


グリフォン、スフィンクス、ニンフルサグの背中と「寅」の話を含めて考えても

乙女座の頭の先に玉座があったからイシスの頭に玉座を描いた、と予想がつきます。
イシスは「玉座を守る者」と言われていますからね。

 

 

上記二つの仮説から

 

「子」の象形文字は「棺」「玉座」

 

このどちらかだった結論を出しました。


可能性が高いのは「棺」かなと思うんですね。


死者が最初に向かう場所は棺の中です。
蠍のハサミの先が冥界の門ならば、棺と火葬こそが死の旅路の門たりうるからです。

玉座の出自を想像するにイシュタルそのものが「勝利の女神」ですので、
ニンフルサグに乙女座を譲られてから初めてそこに玉座が誕生した。

と考えられます。

 

先にその位置に「冥界」の概念があった=玉座よりも棺が先にその位置にあった

という予想が立ちます。

そして時代が変わりイシュタルはイシスとなり

イシスの頭にそのまま玉座が残り、

 

死者を裁く神アヌビスの登場によって冥界の王の玉座から天秤へと意匠が変更し、

かつニンフルサグから受け継いだΩ(オメガ)の記号がアンクとなったり、天秤座の記号となった。

 

と結論付けました。

さすがに今回のブログはややこしすぎるかもしれませんね。

 

しかし


ここまで要素が揃っていてもやはりここは詭弁書蔵。
所詮、裏付けの弱い詭弁ですし、便所の落書きに他なりません。

「子」の象形文字も、「萬」の象形文字も

12支の謎も

このブログから出てしまえば全ては噂話の範疇。

 

実際は全ては謎のままなのです。

 

まぁ

 

とりあえず今回で12支全ての12星座との結びつきを終えました!

 

星座盤を見てみましょう!

 

 

 

完 成 で す 。

とりあえず。

 

三部構成にしましたが記事の文量の配分を間違えましたね。

詭弁に詭弁を重ねて占星術に風穴をあけてやろうのコーナー。

とりあえず完結です。

 

 

 

しかーーーし!!

 

 

実はまだ「順番の謎」が残ってるんですよね。

 

「子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥」

 

これを12星座に言い換えると

「天秤・乙女・獅子・蟹・双子・牡牛・牡羊・魚・水瓶・山羊・射手・蠍」

 

となるんですね。

今の星座の順番と逆なんです。

 

気になりませんか?

 

「真の12星座の季節」

西洋と東洋「占星術の統合」

マニアックすぎる?

 

ですが!

 

それは次のステップとなります!!!

 

なので次回シリーズにて説明していきます!

 

詭弁に詭弁を重ね、占星術に風穴をあけてやろう!!のコーナー

 

今回でとりあえずシーズン1終了です!!

 

おもしろかったでしょうか?!

個人的にはおもしろい話だと思うんですけどね!!

「12支って本当は○○座なんだよ」なんてね、言えたりしてね。

「子」って実は謎多き漢字なんだよ。とかね!

私は知ってるけどね!つってね!

 

まぁ、おもしろかったらいいねしてくださいね!

 

今後どういう記事書くかの指標にしますんで。

楽しいからいいねされなくてもまた書きますけど

 

それではまた次回!!