週末はGT3CS助手席レーシングで奥多摩ドライブへ行ってきました
今月は珍しく土日休みが多いので普通の所謂休日を堪能しております(笑)

目的地は前回もブログに載せた青梅にあるカフェ&バー?のモノコックさん

こちら方面に有名な養鶏所があるので今回もその卵を使った料理を注文しました
メンチカツはオプションですが牛タンを使用したちょっと変わったカツです

もちろんデザートも忘れず注文です


今回は自分も同世代の986を所有して数ヶ月経ったのもあり996と比べてどう思うのか?とても興味がありました
結論としてはどちらも同じDG5 T-tecダンパー装着車なのですが乗り心地が違いすぎてびっくりしました

根本的に986と996GT3ではオープンボディに対してクローズボディーかつロールケージと剛性の差が顕著にあります
でもそれを差し引いてもかなりの差があるので色々聞いてみた所どうも脚廻りのピロ化が効いているようです

自分の986はゴムブッシュに対してこのGT3は車高調を入れるタイミングでフルピロ化しました
"ピロボールにする=乗り心地が悪くなる"や"劣化すると異音がする"等ネガティブな要素をイメージする人が多いと思いますが(自分もどちらかと言うとそっち寄りで異音については実際そう)無駄な動きが無くなる分素直になって乗り心地も良くなる事が多いそうです
事実このGT3は本当に乗り心地が良くて今回の街乗り時点で減衰はサーキット走行と同じダイヤル(max締から5段戻し程度)の設定でタイヤ内圧も2.5kpaとごく一般的な数値です
レートだけで言うと996は18kgくらいのバネが入っているのに対して自分の986はもっと柔らかい14kg付近の(忘れた)バネが入っているという点も考慮するとやはりブッシュ関係の差が効いていると考えても間違いないと思います
※986は前後ストラットに対して996はフロントストラットでリアはマルチリンクという差も多少あるとは思います

思えば以前自分が乗っていた35GTRも場所によってはピロ化していましたし敢えてゴムアッパーで作製した32GT-Rの乗り心地が極端に良くはならなかった事もあった(そもそも目的は劣化による異音を避ける為だった)ので個人的にハッとした部分もあります

違う脚なのに35GT-Rも今回の996GT3もサーキットと街乗りを同じ減衰で乗ることが出来てしまうという共通点があり良い脚は行き着く所こういう領域なのだろうなと改めて思います

純正の脚は大半のユーザーに答える為に乗り心地に全力を注いではいますがそのままサーキット走っても問題無いと思います
その問題無いというのは"アンダー傾向"という明確な線引きがあって素人がムチャをしても安全な挙動になるように作られています
適材適所という言葉があるように要はサーキットに重きを置いているのか?街乗りに置いているのか?というだけの差であって我々の場合はごく少数派な故に社外メーカーに頼っている...そういう事なのだと思います
そして同じクオリティーで作れる(どちらのユースでも不自由なく快適にこなせる)モノに出会えたら最高です
※補足ですが品質の安定と耐久性はメーカーに適わないというのが自論です


少し長く書いてしまいましたが結論として"走ること"に重きを置く場合はクオリティーの高い社外品を購入するのが良いでしょう
そしてその見極め方は色々とありますが基本的にどのジャンルでも同じで評判では無く"実績のある脚"を選ぶのが一番の近道です

純正脚も良いモノである事は間違いないです
大金を叩いて研究開発したモノが悪い商品な訳ありません
要はそこに価値を見出せるか?というお話だと思います
※クオリティーが高い=値段が高いとは限りません



自分はお店の回し者ではないので社外品の売り込みはしませんが(笑)皆さんも納得のいく脚セッティングが見つかれば良いなと思っております
※勿論気になる方はお店と繋ぐ事もできますので是非どうぞ


11月はCupで本コース走行予定です
それでは