委員長のオススメゲーム-未設定
零の館へようこそ管理人のゼロ・ファルスです



よく動物には人にはない感覚があると言う




とりわけ猫には霊を見ることができるという人も多い




ただそれは猫がある一点を見つめていたり



何かを視線で追ったりするしぐさをそうとらえているだけかもしれませんが、、、









それではこの人の話を聞いてください







預かった猫






委員長のオススメゲーム

フリーアルバイター Pさんからの投稿







「ンナァアアアァァァァァァオォ」







預かった猫が変な鳴き声をしている










あれは昨日の事




「ねぇP、ちょっと頼まれてくれないかなー?」



友人のC子からいきなり押し付けられたのがこの猫



2泊3日で旅行に行くから預かってほしいといわれ半ば強引に押し付けられた








まぁ自宅に住んでいるから世話は母さんに任せればいいし妹も猫が好きだし




問題はないかなと思っていたんだ




借りてきた猫は真っ黒な猫で




「先月亡くなったおばさんが可愛がっていたんだけど引き取り手がいなくてさ私が貰ったんだ」



そのおばさんは水商売をしていたのだが若くして亡くなったらしい



家族はその猫だけだったとか



だからだろうかとてもしつけがよく手のかからないおとなしい猫だ




ご飯を食べたらほとんど昼寝をしているだけだがときおり




「ンナァアアアァァァァァァオォ」




と、変な声で鳴くぐらいだ







翌日





友達のT子から猫のうわさを聞きつけて



「私も見たーい、写メ撮って送ってよ―」




などと言われたので仕方なく送ることにした





えーーーーと





いたいた





おとなしくしてろよ―






パシャ













ん?









な、、、、、、、なんだこれ?










猫の体をまるで撫でるかのように手が写っていた、、、、、






手首から先だけ、、、、、









真っ赤なマニキュアが印象的な手が猫のお腹を撫でていた






「ンナァアアアァァァァァァオォ」







ハッとして猫を見る








震える手でもう一度





パシャ






やっぱり写っている、、、、、これってまさか





「あーお兄ちゃん写真撮ったのー、見せて見せてー」





あっこら




「きゃーーーーーーー」




「なにこれーーーーー」





声が大きいって





とりあえず母さんには内緒な





「う、、、、うん」






それから妹は猫に近づかなくなった





猫の世話は母さんがそのまましてくれている




手間がかからないおとなしい猫





「ンナァアアアァァァァァァオォ」






たまに変な声で鳴く以外普通の猫、、、、












猫を返す日が来た





「Pありがとー、これお土産ねー」





ああ、、、、うん




あのさ





「ん、なに」





その猫さ、、、、写メとか撮らない方がいいぞ





「なによそれー、、、、変なこと言わないでよねー、、、、さー帰りましょ」






いや、マジですけど











2時間後









「ちょっとPーーー!!!!!なによこれーーーー!!!!!!」










だからやめろって言ったのに、、、、 








おわり











いかがでしたでしょうか





猫を撫でていたのは一体何だったのか





それが何かはわかりませんが







あの猫はずっとあのまま幸せのままなのかもしれませんね









ずっと、、、、ずっと、、、、










イキテイルカギリイツマデモ、、、、、イツマデモ、、、、










そろそろ時間のようですね、今宵はここまでにしておきましょう












あなたに素晴らしい夜が訪れますように




それでは次回また会いましょうー










この物語は全てフィクションです登場する人物団体などは全てフィクションです










怪異はいつもあなたの隣に狂気はいつもあなたの後ろに、、、、お気をつけて