同名のブログを記載してから,数か月が過ぎました。使い方も慣れたところで,またいろいろな疑問点がでました。
当局は朝,夜,60MHz,SSBでローカルグループ内のラグチューをたのしんでします。で,誰かの発砲がないか,FT-991A で 50.222MHz SSBでワッチしていますと,CWでVVVとかQRL? & Callsaignの信号がいつものように聞こえてきました。ですが,きれいなトーンではなく,カツカツとクリック音のみでした。それでもどなたかの発砲か判断できました。SSBで呼び出すとSSBで応答があり,ラグチューが始まりました。
彼のリグはIC-7300でCW modeで50.222.6MHzで発砲していました。つまり,IC-7300のCWシフトを設定してあり,SSB 50.222MHZでそのままCWに変更すると,設定したピッチ分だけプラス側にシフトされるのです。そしてSSBで通信するときはそのまま,モードをSSBに変更するだけて,SSB通信ができます。一方,私のFT-991Aはピッチ周波数は600Hz設定してあるだけで,シフトは設定していませんでした。
実は,私のIC-7300は別のコールサインの局で使っており,同様に,ピッチを600Hz,CWシフトを設定してあり,ラグチューが終わったあと自局の2機種間でテストしてみました。
FT-991Aのセットアップメニューの「059 CW FREQ. DIDPLAY」を 「Pitch Offset]に設定して,SSB 50.222 MHzで受信準備。IC-7300の出力を1W以下に下げ,CW 50.222.6MHzでキーダウンしてFT-991Aで受信してみました。きれいなトーンが聞こえるかとい思いきや,トーンは聞こえすブロックされたような,変な音しか聞こえす,ダイヤルを回しても,きれいなトーンが聞こえる点が見つからないどころか,50.222.6MHz付近でゼロビートのような状態になりました。そこで,FT-991AのモードをCWに変更,ダイアルを回していくと,きれいなトーンが聞こえる点がありました。表示周波数は50.222.6MHz付近(機器の偏差があり同じ周波数にはならない?)でした。
とにかく,どういう事か判断し兼ねます。
IC-7300相互間では50.222 SSBで受信している場合,相手局から50.222.6 CW送信した場合はきれいにCWトーンが聞こえますし,CW局がSSBにモードを変更すれば,ダイアルを回すことなくSSBで通信ができます。ICOM機器相互間では同様です。
FT-991A対IC-7300の場合成立しません。どのような関係でしょうか?
両者がCWの場合ならば,CW信号が50.222.6MHzであり,表示周波数もCW信号のセンターを示していると察しますし,BFO周波数もピッチ周波数だけ離れているため両者間でCW通信が成立しますが,これは当たり前のことです。
FT-991Aの周波数表示が,各モードでどのようになっているのでしょう?
そこでメーカーにメールで問い合わせしたところ,明確な回答はえられませんでした。周波数の表示関係が何たらかんたらという回答でなんの役にも立ちません。
思い切って,ALL リセットしてみましたところ,SSBモードでもCWトーンが再生できるようになりました。
「FTRestore」という無料アプリで,設定内容と,チャンネルメモリをバックアップしていましたが,COMの設定もリセットされたので,設定し直して何とか,ReStoreできました。
他にも,プログラムも不安定な要素があり,電源を入れ直したこともしばしばで,個人的に,このプログラムは問題が残っていると言わざるを得ません。
2023年8月7日 記