そうだ!カブの防犯のために太いチェーンと南京錠を買いに行こう!


とあるホームセンター。様々な太さのチェーンが『切り売り』で売られている。←この時点で気づけ!


『この太さのを2メートルください』


『わかりました。ちょっと長めに切っときますね』 ←あれれ


そういうと、係の人は、えらくごついチェーンカッターを持ってきて、簡単に切って見せた。  ←ほらぁ


ボクは得意げに重たいチェーンを抱えてレジを出た。


チェーンは、前輪と後輪を通して取り付けた。


サイクルポートにも前輪はワイヤー状でロックしてある。さてその夜があけ次の朝。


なんと、太いチェーンが切断されているではないか!


他にも数箇所、ロックとバイクカバーがしてあったので、持ち出される事はなかったが、


なぜチェーンが?


ここに矛盾点が潜んでいます。


まず、切り売りで購入したということは、そのチェーンに全く防御能力がなかったという事です。


犯人はそれを切断できるくらいの工具、持ってます。


次に、これ、細かい事なんですが、チェーンを地面に直置きしてたこと。


これにより、大きなチェーンカッターでも、地面に置いて使うタイプの強力なものが使いやすくなります。


一方、何故、未遂に終わったか?


それは、『盗みにくくしてあった、盗むのに時間がかかるように』してあったからです。


例えばロックが、固定して切断できないよう、宙に浮かして置いたり



建造物に固定しておくと、切断の際、大きな音がします。



あとは、バイクカバーですね。ただ掛けるだけでなく、ワイヤーでぐるぐる巻きにしてみたり・・・






こうなると、仕事が多過ぎて、窃盗犯は嫌がります。


ボクはまだまだ足りないと思っています。


前半のチェーンの話は、フィクションでしたが、切ってもらえるものは切られてしまうのです。


その点、バイク用品店で並んでいるものは信頼できます。餅は餅屋で、というわけです。


すぐる日曜日、関東の方でモンキーが盗まれたとニュースになってました。


防犯対策は、というと、チェーンでどこかに巻きつけてあったようです。


犯人は、車からチェーンカッターを出してきてそれを切断。


軽バンに積み込んで去っていったそうです。


この件に関しては、コメントしません。


盗まれた方の気持ちを思うと、外野があれこれ言うべきじゃないな、と思うからです。




閑話休題。



とにかく、防犯対策は、住んでいる地域や保管状況によって大きく変わります。


少し際どいですが、自分が窃盗犯なら、自分のバイクをどう盗むだろうか?


そう言う思考回路も必要かもしれません。それが意外な発見を生むかもしれないからです。