フランス生まれの民衆詩人、ジャック・プレヴェール(1900−1977)によって
書き残された短くも儚い一文を。
静かに書き写してみます。


三本のマッチ 一つ一つ擦る夜の中

はじめはきみの顔を いちどきに見るため

つぎのはきみの目を みるため

最後のは きみのくちびるをみるため

残りのくらやみは 今のすべてを 思い出すため

きみを抱きしめながら


野暮なコメントは加えません
余韻に浸って下さいな。