ここ数日の寒の戻り


寒いですね







二大祭り開催中の長野県ですが




善光寺のご開帳と


諏訪大社の御柱祭について




二つを混同されている方も


おられる様です






聞いた話しでは


「長野では一体何本の柱を立てるんだろう?」


という人が居たとか






なるほど


そういう視点かぁ~と


ある意味感心してしまいました





 



善光寺ご開帳(ごかいちょう)


諏訪大社御柱祭(おんばしらさい)




それぞれ


全く別の『お祭り』です







どちらも『柱』や『巨木』を用いることから


混同されているのかとおもいます







 

善光寺ご開帳



善光寺のご本尊は『絶対秘仏』で


654年以来公開されておらず


誰も見ることは出来ません




そのための身代わりとして


鎌倉時代に作られた『前立本尊』があり


これが披露されるのが今回の『ご開帳』です



長野の善光寺だけではありません )






しかし


これがコロナ騒動で


歴史上知られる中で


初めて「一年延期」されてしまいました









そして諏訪大社の御柱(おんばしら)祭


 


諏訪御柱祭



一般的に伝わる『御柱祭』の由緒とは


社殿の建て替えの為の建材となる柱を


奉納するための一連の儀式でありお祭りです




この儀式自体に大切な意味があり


それは平安時代よりも古く


国譲り神話が成立するよりも以前から伝わる


古の呪術的なものであるとも考えられます




  

なお『諏訪大社』とは


上社前宮、本宮、下社春宮、秋宮の


四つの総称であります

上社前宮・本宮、下社春宮・秋




余談ですが諏訪湖って『マナの壺』に似てる







以上 かんたんですが

それぞれの由緒についてでした



 






さて


中日庭儀大法要 など












善光寺さんで行われる一連の行事も

もちろん注目されますが


  

面白いのは善光寺さんを守護する


周辺神社さんについての情報です







善光寺三鎮守とか


善光寺七社(三鎮守を含む)



といわれる神社があります




 



七社めぐりの情報です







神社と寺院の違いについては


少し調べたことがある方なら


ご存知でしょう






私の認識では


神(かみ)と仏(ほとけ)についてや


神社と寺院の違いとは



その「様式」を替えているだけであり


元々は同じ『存在』だということです




人間で言えば同じ人が


役職名を替えているだけ


着ている服装を替えているだけ





スサノオ神とバアル神とか




卑弥呼とは個人名では無く


シャーマン依り代としての役職名とか








話しが脱線しそうですが



今回

語りたかった事は


善光寺さん(仏教)を

神さまが守護しているという

なんとも微笑ましい姿なのです





仏教伝来

廃仏毀釈


時の権力者は

いろいろ画策したようですが




一般大衆は

その時々で

優しく受け入れて

古来の文化と融合させてきた




日本民族の大らかさの

一端を感じられるのではないでしょうか






しかも善光寺さん自体も

神と社宮を大事にされています





善光寺七社のうちの一つに

湯福(ゆぶく)神社があります




ここのご祭神は出雲国から国譲りにより

信濃の国に来られた大国主命の次男神であられる

建御名方神(たけみなかたのかみ)の

荒御霊をお祀りしているのですが



ここに

善光寺の大勧進と大本願から寄贈されたものが

鳥居の前にあるのです








それが

ストリートビューで確認できます








もちろん

社殿の改築などについても

いろいろ寄進されているとおもいますが

目で見て分かりやすいものをご紹介しました







善光寺七社めぐり



長野にお住まいの方はもちろん

ご興味のある方は


時間をつくって

まわられてみてはいかがでしょうか








九頭