今回も

三橋貴明先生のメルマガから

ご紹介させていただきます




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三橋貴明の「新」経世済民新聞』
 2022年2月21日

 債務超過という貨幣

 From 三橋貴明 @ブログ






中世欧州のある大公国の大公が、
金の含有率1%の「100マルク金貨」、
いわゆる「悪貨」を大量に製造し、
領民から財やサービスを買いました。


インフレ率が適正な水準を超えて
上昇しない限り、何の問題もありません。


公国民は、大公が悪貨で徴税する以上、
金の含有率が何%だろうとも、
「大公の悪貨」を使わざるを得ないのです。


何しろ、「大公の悪貨」を入手し、
納税しなければ処罰されてしまうのです。


さて、大公が100マルク金貨で支払った際に、
バランスシートはどうなるでしょうか。


【大公のバランスシート】
借方            貸方
純負債100マルク   金貨100マルク

純負債とは、いわゆる債務超過です。


共同体の権力(政府、君主)による支払いは、
バランスシート上で
債務超過の増加になるのです。


その分、反対側で支払いを受けた国民、
領民の純資産が増えている。



日本政府が国債を12兆円発行し
(債務超過12兆円増加)、
支出をすると、
国民一人当たり10万円の
貨幣(銀行預金)増えた。



特別定額給付金は、
「政府が債務超過を増やせば、
国民の純資産が増える」を証明してくれました

(だからこそ、財務省は
やりたくなかったのでしょう)。


貨幣の供給とは、
つまりは「誰かの債務超過の拡大」なのです。


政府が財政赤字により債務超過を拡大すると、
民間に貨幣が供給される。



逆に、プライマリーバランス黒字化とは、
民間から貨幣を吸収する
(そして、国債と相殺して消滅させる)。



デフレという総需要不足の状況で、
PB黒字化目標を推進し、
民間経済への貨幣供給を絞り込めば、
経済が成長しないに決まっています。


過去の二十五年間の「社会実験」により、
デフレの国がPB黒字化目標を
推進するとどうなるか、すでに証明されました。



脱成長国家「日本」なのです。


それにもかかわらず、
未だにPB黒字化目標が維持され、
「国の債務超過、史上最大」
などと新聞が煽る。


国民や政治家が「貨幣の真相」について
早急に理解を広めない限り、
我が国の凋落は止まりません。





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日本の国民経済を

弱体化させるために


プロパガンダによって

意図的に仕組まれたPB黒字化





これに人為的コロナ不況

加わって


ますます民間活力を削ぎ


外資に『国民経済』の成果たる

資産を売り渡す政策





もうこれ以上


こんな茶番劇に付き合うのは

こりごりです!







ちっくん関係も


おさいふ事情も


詐欺に付き合う人がいる限りは


なくなりませんよ






国民一人ひとりが


詐欺に氣づき


そこから離れることです





誰も相手にしなければいい


ただそれだけ


話しはカンタンなんです














九頭