四阿山(あづまやさん)



日本百名山の一つに数えられる山で

長野県と群馬県に跨がる


所在地は須坂市・上田市・嬬恋村(群馬)




長野市から見た四阿山





上田市から見た四阿山





およそ80万年~30万年前に活動していた成層火山で


プレートの沈み込みにより安山岩質溶岩が噴火した

非アルカリ質の岩石からなる




34万年前の噴火によって

直径が約3キロのカルデラが形成されたが

その後の浸蝕によって北壁の一部は消滅

4つの峰、ピークへと姿を変えて現在に至っている



東側峰は浦倉山(2,091m)

西側峰は根子岳(2,207m)

南側峰は四阿山(2,354m)

北側峰は奇妙山(1,629m)


以上の四峰によるカルデラ壁が形成されている








北側のカルデラ浸蝕では

米子川が生じて北へと流れ

米子大瀑布(日本の滝百選)もある







因みにカルデラ噴火とは破壊的な噴火のことで

噴火レベルでいうと比較的小規模な
水蒸気噴火などとは違い

溶岩が直接地表へと噴出する噴火となる



阿蘇山のカルデラが有名だが

縄文時代の喜界カルデラ噴火は巨大で
九州はじめ広範囲で壊滅的な被害を出した




新たに喜界カルデラ が成長しているらしい




九州は正に火を吐く龍の口なのだ




先日のトンガ周辺での


海底火山の噴火には驚いたが






それにしても


こんなに身近なところにカルデラが存在するとは

正直驚いた




人類が

いかにメタバースを謳歌しようが

全知全能なAIが生活を一変させようとも









巨大噴火や

前の記事の小惑星の衝突など



いったん

それが起きれば

人間の科学文明などは一瞬で消え去るのだ


 







地球の活動からすれば


人類史などは

瞬きした程度のコマーシャル程度という事か 




やれ光りだの闇だのとか


善だの悪だの


勝った負けたがアホらしくなる




偉大なる地球の営みに抱かれながら


今、この「一瞬」を大切にしたい










九頭龍龍