どこからともなく飛んできた



白い綿毛のタンポポの種



ひとり寂しく旅をして



だけれどどこか凛として




全てを風に任せ未来を託し




とっても小さなそのからだ




なのに無限の可能性を強く感じる





健気なキミの生き様に




顧み共感できる人間はどれほどいるだろう






たくさんの兄弟たちかとお別れして




新天地を目指し旅ゆくキミ




まるで天使の羽のような美しさ




しなやかに風と共に旅をする




だからキミを見つけると




少しだけ勇気がわいてくる




ゆっくりとでも前に進もうと




そんな気持ちにしてくれる





小さな希望








くずりゅう