いまの自分を堕落させているもの





それは悪魔や悪霊では無く






悪徳政治家や官僚、カネ持でも無く

新世界秩序を望む支配者たちでも無い







召し使いのいる一等地の大邸宅や

高級ブランド家具でも無く





完全会員制のバーや

京都にある老舗の料亭でも無く





アルコールやクスリでも無く






だからといって

他人と比べて劣る生活でも無く

継ぎ接ぎだらけのズボンでも無い






あなたを堕落させてる者の正体は


『自分自身』








周囲の外的な要因から得られる快楽を求め

自分自身のこころを惑わしてる






いつの間にか何が本当に必要なのなのか

忘れてしまってる

忘れたふりを演じている








心の奥に閉じ込められている

本当の自分を助けてあげよう




じつは牢獄などは無い 

自分が作り出した幻影でしかないんだよ





ほんとうの自分ってさ

損か得かの価値観じゃあなくって






すきか

たのしいか

そんな素直な感覚で生きてたよね




冬には

鼻水をたらしながら

ひたすら雪玉を転がして雪ダルマをつくり



春には

ズボンの膝を土で汚しながら

名前もしらない草花の蜜を吸ってみたり



夏には

シャツを汗だくにしながら

クワガタやカブト虫をさがしたり

川の中の魚の姿をのぞきこんだり

林の中をかけめぐった





大好きな家族の胸に飛び込み

泣いたり笑ったり怒ったり

すなおに感情をだしていた





大人だからって無理し過ぎたり

我慢するのはよそうよ





もっと無邪気に生きれば

いいんだよね




そこには

隠すものなど無い

ありのままの自分がいればいい











くずりゅう・愛