私たちの心が知覚しているこの世界で



ときにうちのめされながらも



究極の安寧を求めてきた








それは幾つもの輪廻を通じて




価値観という乗り物を変えながら




たったひとつの真理があると信じて




他人という視点を設けながら




まるで自分以外の他のものこそ



全ての害悪であるという幻を信じて





しかしその一方で


唯一の救い主であろう存在は


自分以外のものにあると信じ




他から救済が到来するという


物語を信じてきただけだった







おもいだすがいい





外に救いを求めればするほど






キミの心の力は枯渇して





そこから遠ざかってきたではないか







まことの真理などは





どうでもよいことなのだよ






周りに存在する疎ましき存在とは



おのれの影が写ったものなのだと




自分と違うと信じている存在とは




幾つもの我が姿のうちのひとつ




自身を置き換えた姿なのだと








だからこそ愛であるキミは



この地球や太陽系どころか



数えきれない宇宙に存在する



たくさんのキミを癒やしているのだよ







だからね




たとえあなたが最悪だと感じている人生だったとしても





その人生という物語が宇宙の道標と知るならば





どんなに遠い場所からでさえ




きらり光り輝いてみえる




希望の明かりの灯台として




その永遠の姿を表現しているのだよ







だから




来てくれてありがとう











くずりゅう