誰かに感化されたわけではないよ






ただ連れて帰りたいんだ






まだ100年も経たないむかし?







ひょっとしたらボクはそこに居たのかも知れない






家族を思い

未来の子孫を思い




どうしようも無い恐怖と戦いながら






消えてしまいそうな小さな勇気を振り絞り







その島に赴いたのかも知れない





その時だってできることなら逃げたかった






でも逃げることは許されなかったし






そんな選択をしたくはなかったんだ






ほんとは臆病なのに勇気を振り絞ってたボクが





そこにいた






待ってるんだよ





『今』を生きているボクが迎えに来てくれるのを







カッコイイって?






ふざけるな!

そんなものじゃあ無い






此処には日本人もアメリカ人も関係無く






必死に生きた『心』が





時間空間を超えて残されてるんだよ







ここでは時間は止まったまま






だから何時までも待ってるよ







キミがボクを迎えに来てくれる時を

















嗚呼





連れて帰りたい







懐かしい故郷に






今も何もないけれど






優しい時間だけが在った故郷に







誰か助けてください






ボクを






過去生の『皆さん』を!














くずりゅう(泣)