さわがしくって




うそばかりのせかいがむなしくて





そんなみにくいせかいさえも







じぶんのすがたであることが






くるしくって







せつなくってたまらなくなる







すべてぼくがのぞんだせかいなのかい?







「そうだよ」っていっせいに






さっきまでたにんだったはずの






たくさんのぼくがこっちをふりむく







さびしいきもちだって






それをのぞんだからかんじてるんだ






だったらうつくしいけしきがみたいな









だれもいない






きみとふたりだけのすなはまで




ほしがひかり





しずかになみのおとがする




しずかにうかぶぎんがをみつめ





ちんもくのなか

てをつなぎ




いつまでも




なみのおとをきいていたい









くずりゅう