ORDINARY WORLD



とある雨の木曜日この通りにやって来た
君が穏やかに話すのが聞こえたように感じた
僕は明かりをつけてテレビとラジオをつけた
やっぱり君の幻影から逃れられない

何がどうしちゃったっていうんだ?
とんでもない事だって言う人もいる
僕が人生だと思っているものはどこにあるの?
消えてなくなってしまったよ

だけど昨日を求めて泣いたりしない
どうしても見つけ出さなきゃならないありきたりの世界があって
そうしてそのありきたりの世界に辿り着こうとするにつれて
僕は生き延びていくことになるんだ

情熱か或いは偶然の一致かに
かつて僕は突き動かされていったことがある
驕りが僕たち二人を引き裂くだろうと
もうそんな驕りはあっけなく去り
連なる屋根を越えて逃げ去っていった
自分の心の真空の中へ僕は置き去りにされた

僕に何が起こっているの?
とんでもない事だって言う人もいる
僕が一番いて欲しい時に友達はどこにいるの?
いなくなってしまったよ

だけれど昨日を求めて泣いたりはしない
どうしても見つけ出さなきゃならないありきたりの世界があって
そうしてそのありきたりの世界に辿り着こうとするにつれて
僕は生き永らえていくことになるんだ

道端の新聞には苦悩や欲望のことが報じられてる
今日は怖がっていても明日には忘れてしまう
聖戦と聖なる困窮のニュースの傍らで
僕たちの話題なんて
吹き飛んでしまうちょっと悲しい話に過ぎない
すぐに吹き飛んでしまうよ

だから僕は昨日を求めて泣くことはしない
どうしても見つけ出さなきゃならないありきたりの世界があって
そうしてそのありきたりの世界に辿り着こうとするにつれて
僕は生き永らえていくことになるんだ

どんな世界でも僕の世界
あらゆる世界が僕の世界

<一部独訳>