いよいよ今日深夜から明日の夜明けまで出現のピークが来ました。

しし座流星群は一般に11月17日前後に極大を迎えます。今年は17日から18日にかけての夜が極大で、ちょうど新月直後という絶好の観望条件です。 放射点は午後11時ごろまで地平線の下にあるので、宵のうちはあまり流星が出現しません。まれに、放射点から離れていて軌跡の長い流星や、同時期に活発な出現を見せる「おうし座流星群」の流星を見ることができます。 日付が18日に変わってからが観測の本番になるでしょう。単純に言えば、放射点が高く昇るにつれて流星の数は多くなります。ちなみに放射点が南中するのは午前6時前後で、これは日の出とほぼ同じ時刻です。 さらに、フランスの天文学者ボバイヨン氏は、テンペル・タットル彗星の古いダスト・トレイルが地球にぶつかるため、最大で1時間あたり200個のペースで流星が見られるという予測を発表しています。ボバイヨン氏は2008年のしし座流星群の極大を1時間程度の誤差で予測することに成功していて、今回の発表も同じ手法によるものです。 ボバイヨン氏によれば、(放射点の高さを考慮しなくても)午前6時過ぎが出現のピークとなるそうです。薄明開始時刻が午前4時50分(東京の場合)なので、このころがもっとも多くの流星が見える時刻になるのではないでしょうか。もちろん、予想外の突発出現が決してないとは言えませんので、一晩中観測する意義はあります。「AstroArts」より



長野市はあいにくの悪天候で心配です。