連日ニュースでは派遣社員の解雇や正社員のリストラに関する状況が悪化していることを告げている





今日からは奇しくもキアヌリーブ主演の映画『地球が静止する日』の上映がはじまるが


現在の世界規模でおこりつつある異常な負のスパイラルを考えると、まさに地球が止まってしまうかのような不安を感じる





金曜日の深夜、フジテレビ系列で放送されている『もしも』という番組がある


この番組の企画で『もしも、家電品がタイムスリップしたら』という企画があった


女性アイドルが1ヶ月、昼間の仕事はこなしながらも、番組で用意された部屋で生活するのだが、次第に家電品がタイムスリップしていき、昔の年代のものになっていってしまう


最初は笑っていた彼女も、次第に古くなり、ついには便利でなくなっていく状況にキレてしまう


しかし、昭和中期の氷で保存する冷蔵庫を使うために、年老いた氷屋に出会ったときに、第二次対戦下での軍事優先で国民の生活が困窮した中、夜の月明かりにすら感謝したことを聞き、自らを反省し涙していた彼女







確かに雇用が無くなり、生活の糧を失い、国民が貧困にあえぐことは避けなければならない



しかし



あまりにも我々は便利を追求しすぎてきたのではないだろうか





確かに便利になったおかげで助かる命も増えただろう


しかし、便利になったせいで失った人間関係も多いように思う




現在の殺伐とした社会を見るにつけ、そう感じざるをえない





現在起きているこの最大のピンチは、ひょっとしたら我々自身を見つめ直すための千載一遇の『チャンス』なのでは、と感じるのは私だけであろうか






ともあれ






生活の歩みを止めるわけにはいかない





我々が






我々の子孫が






幸せでありつづけるために





知恵を振り絞る『時期』が来たことを認めよう