シュガートマトのブログ -5ページ目

シュガートマトがお好きでしょ

 10月に入りめっきり残暑が衰えた。

ここ南国高知の日高村でも、朝晩はとても半袖一枚という訳にはいかない。


昼夜の気温差が激しく、高知県人に一年で最も風邪をひきやすい季節はときけば、誰もがこの季節を回答に選ぶだろう。
もしも、夜中に外出する際、襟無しの服でも着ようものなら、一発で風邪をひくに違いない。


 さて、肝心のシュガートマトの近況はというと、最も早く7月末頃に定植したものが、トマトの果実も充実し、色も徐々に緑から赤へと移ろいを見せ始めている。


シュガートマトのブログ



 画像は生産者の松岡さんのハウスのもので、収穫にちょうどいい頃合のトマトが一つぶら下がっている様子である。

例年からすると2~3週間は早めで、今年の異常に暑い夏の真っ盛りに育ったトマトであるにもかかわらず、意外と甘く仕上がっているのはさすがである。


 松岡さんのところのように、少しずつではあるが、既に収穫が始まっているところもあるものの、日高村全体を見渡すと、やはり11月に入ってからが本格的な収穫の開始となりそうだ。


 6月に収穫を終えてから、はや3ヶ月少々、またシュガートマトのシーズンが始まろうとしている。


秋の深まりとともに実ったトマトが、冬の厳しさに磨かれてどんどん美味しくなっていく。


トマト好きには堪らない季節が、もうそこまで来ている。


To Be Continued…

苗とハウスと生産者

初めに画像の解説を少し。


シュガートマトのブログ



画面中央の笑顔でピースをしている短パンのお兄さんが、ハウスの園主の正岡さん。

産地最年少のアラサーだが、就農してから10年を越えるヴェテランでもある。



実は今回はトマト苗の定植の様子をお見せしようかと思っていたのだけれども、画像が小さくなってしまって、ちょっと判別しづらくなってしまった。



よく目を凝らしてハウスの地面を見てみると、ハウス手前から奥に向かってトマトの苗がライン状に走っているのが分かると思う。



大きさとしては、一本の苗が大体10~15cmくらいだろうか。
まだ、植えたてホヤホヤだ。



正岡さんに聞いてみると、このハウス内には10,000本を越える苗が植わっているそうだ。



苗を植えるのは全て手作業。


苗の数が10,000本超ともなると、想像するだけで気が遠くなりそうである。



また、苗は業者から購入した苗をメインに植え、一部では接木の苗を実験的に植えており、研究にも余念がない。



 産地では正岡さんをはじめ、次々に定植を完了している。これからの管理次第で、11月の収穫時にどんなトマトが出来上がるのかが決まる。



11月までの2ヶ月間の天候をお天道様に祈り、胸を張って美味しいといえるシュガートマトが収穫できるようになることを願うばかりだ。




To Be Continued…

接木

シュガートマトの栽培が終了し、その後片付けが済むと、生産者は束の間の休暇に入る。


別にそれを3週間も更新が空いた言い訳にするつもりはないけれど、断じてサボっていたわけではない。単純にネタが無かっただけである。


シュガートマトのブログ



今、産地では次年度の栽培に向けて、着々と準備が進んでいる。


画像の生産者のところでは、ちょうどトマトの苗の接木(つぎき)で大忙しだった。


画像は、品種の異なる苗同士が、透明の樹脂の器具で固定されて接がれている様子だ。




どうして接木をするのかといえば、たとえば、あっさり言うと、穂木(樹脂の器具から上)に美味しくて収穫量も多くとれる品種、台木(樹脂の器具から下)に病気に強い品種を接ぐことで、穂木の長所を殺すことなく対病性を向上させることができるという理由がある。




接木には短所も勿論ある。作業に時間と労力がかかるし、品種の異なる2本の苗を接いで1本の木にするため、必要な苗の本数は接木をしない場合と比べて2倍になる。



また、接木の成功確率は10割ではないので、実際に必要なトマトの苗の本数は2倍以上となる。



従って必然的に経費は膨らんでしまうが、やはり対病性にすぐれるという長所はこの短所を補って余りある。一度ハウス内に病気が蔓延すると、病気によってはその年のトマトが全滅する恐れもあるからだ。





思うに、農業の歴史は自然との闘いの歴史ではないか。




農業は天候や病害虫など自然の要素に大きく左右される。



だからこそ、自然の猛威を少しでも軽減するために様々な技術を発明してきた。



ハウス栽培や接木なども含めて、農業技術の躍進は、逆説的に考えれば、人類と自然との争いがそれだけ激しかったという証拠であるとも言える。




To Be Continued…