よー!!!ポン。
 MAAYA -2
時は戦国時代、ある年の早春、陶工師の源十朗は戦の始まる前に焼き物を捌きに妻と子を置き、長浜へと義弟と共に旅立つ。飛ぶように品物が売れ帰って来た源十朗は即座に愛する妻と子の元へと戻るが、足軽となることを夢みる義弟の藤兵衛は長浜に居残り、なんとか侍になれるようにと我が道を模索しだすのであるが、具足と槍を持っていない藤兵衛は相手にさえしてもらえない始末。
 MAAYA -2
一方儲けたお金で妻と子に着物や食を買った源十朗は「万事金だ」ともっと働いて儲けてやろうと心に決めるのである。妻はお金はこれでたくさん。軍勢が押し寄せてくるとの噂から戦の時のために備えることが大事だと主張するが、戦だからこそ儲かるのだと源十朗は身を引かず、彼の身を案じる妻の意見に耳を貸そうともしない。藤兵衛はと言うと、願い破れ妻のいる村へと引き換えすのであった。
 MAAYA -2
休みなく気を張りつめて働きだす源十朗と共に仕事をする妻は取り憑かれたように日々仕事に身を投じ、欲深くなった夫の姿を目にしては「家族三人仲良く気楽に働いて暮らしていけばいいのに」と切に願うのである。そして、ある日の晩、村へ軍勢が押し寄せる。妻や子を連れ家財を運び、安全な場所へと避難する他の村人達をよそに、仕事の成果が不意になるからと支度もせず焼き物を焼き続ける源十朗だったが、危険だからと仕事を続けることも断念し、山中へと他の村人達と共に家族揃って避難する。しばらくして軍勢も引き返すのだが、竃へと戻ると中の焼き物は完成していて、そのことに源十朗と妻は喜びを隠しきれない様子だ。焼き上がった品物を持ち、船をこぎだす源十朗と藤兵衛夫婦。儲けたお金でどんなことをしたいか話しながら船は進んで行くが、その途中、海賊にやられたと言う男に出会い、その男が突然死んでしまうのであった。源十朗は戦火を恐れる妻と子がもしものことがあった時に海賊にやられないよう岸へ二人を戻し、藤兵衛夫婦と再び出発をする。着いた先で商売を始めると源十朗は多くの品を注文する木屋敷の若狭と名乗る美女にに心を奪われ、藤兵衛はというと稼いだお金を太刀、槍や具足に使おうと妻の反対を押切り、侍になろうと逃げ出してしまう。一仕事終え、注文した品を一人で木屋敷の若狭へと届けると若狭から思いがけない宴を受けることになった源十朗。その後、屋敷で若狭様と一晩を共にし、何日も一緒に恋人のような関係で楽しい時間を過ごす源十朗は屋敷を逃れられなくなってしまう。。。。
のだけれども後は見てからのお楽しみ。