朝6時、ホテルのフロントからのウェイク・アップ・コールで目覚める。まだ外は暗い...最上階のホテルの部屋からは、霧のかかったサンフランシスコ...寒そう。軽く身支度をし6時半にはホテルのロビーに。
どうしてこんなに早起きを? これから歩いてグレース大聖堂に向かう。ホテルの前からケーブルに乗って行けるけど、あえて歩きたい。同時期に日本では、大晦日の11時40分。名古屋の母と兄と義姉が、神社に歩いてお参りに出掛ける。6月に父を亡くし、始めての暮れ...みなそれぞれ父を偲びながら歩くんだろう...名古屋とサンフランシスコ、離れているけれど、気持ちを一緒に...
予定通り11時40分にホテルを出る。静か...人もまばら...思ったより寒くない。大聖堂への道のりは、結構坂道が多い。チャイナ・タウンを越えノブ・ヒルをこし、17分くらいで大聖堂についた。暑い~
霧の中にそびえ立つグレース大聖堂、ライトアップ無しで大きな木の扉のみ、うっすらと明かりがついている。違った趣...
7時に扉があき、私達家族は最初の訪問者。中はシーンとしている。この大聖堂、目を見張るほど美しい。人間がつくったもの、その中にひっそり座る私たち...とても小さく感じた。15年ほど前に両親をサンフランシスコへ連れてきたとき、向かいのインター・コンティネンタル・ホテルに泊まったのを思い出した。でも父をこの大聖堂に連れてきたのか?...思い出せない。これもやはり日記を書き留める理由だな...
ここにきたのはロウソクに火を灯すため。父のため、ジジのため。父の顔が浮かんできた...同時に涙出てきた。父を偲び流す涙は一生涸れないと思う。
大聖堂を出ると、まだ霧が掛かっている。太陽が霧に隠れぼんやりしている。ホテルに歩き出す。皆静かだ...ちょっと悲しい。でも歩いているうちに、笑いが戻る...
Life Still Goes On...
悲しくても辛くても、人生は止まらない。生き続けなくちゃいけない。だったらやはり笑顔を忘れないでいたい。今晩は父に乾杯し、ゆく年来る年を迎えたい~
2008年最後の日記でした。お付き合い下さって本当にありがとう!
三浦千鶴
サンフランシスコ、オムニ・ホテルにて~