フィりフヨンカのひとりごと。 -37ページ目

うれしい電話

 

 

この間は 思いがけなく 嬉しい電話をもらった。

まさか電話をくれるとは思っていなかったから

とても嬉しかった。

 

結局のところ人は人とつながるのに

相手をすきかどうか、だけな気がする。

 

いい人だから 優しい人だから かっこいいとか可愛いとか

そういうことじゃぁないような気がする。

 

ただ 相手をすきかどうか。

単純なようだけど 

その一点、それだけで、人間関係は成り立っているのではなかろうか。

 

どこが好きかと聞かれても

こたえようがない。

どこをどう好きかなんて

わかる人にしかわからない。

 

Sさんと年が明けたら会う約束をした。

ああーまたどんな話で盛り上がるのか たのしみだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なにはなくとも

 

 

クリスマスに特別な思いもなく、

客もなく

ケーキもなければ チキンもなし。

 

されど

暖かな部屋で

今夜のごはんはなににしようかと思い

米をとぎ 冷蔵庫の中のありあわせで それらしいものを作り

ふだん通りに過ごせることを

 

神に感謝いたします アーメン。

 

 

冷蔵庫や冷凍庫の中は

もう すっかり お正月モードに盛り上がっている。

蒲鉾に数の子 カニやらホタテやら黒豆やら栗きんとんで 賑わっている。

買ってきたものを詰めるだけのお節。

客もなく 出かけることもなく 寝正月できる この贅沢を

 

仏様に感謝いたします なむあみ。

 

 

なにはなくとも  それこその幸せ。

 

男子厨房にもスーパーにも

 

 

メリー クリスマス 

と、クリスマスを祝うでもなく

ケーキもチキンも用意せず、いつもと変わりなく過ごす24日。

 

このあいだ スーパーの入口を入り カゴをひとつカートに乗せ

さあ と 一歩踏み出したところで

カートに乗せたカゴの端っこを トントンと 叩く人あり。

 

どなたさん? と 顔を上げたら 息子だった。

 

山盛りの重そうなエコバッグを持った息子が笑っている。

息子のさげたエコバッグの中を覗いて なに買った? と きいたら

耳につけてたイヤホンとって、

「今日は おでんにしようと思って」と 袋の中を見せてくれた。

 

お正月、来る? ときいたら

「さあ どうかな、あっちに行くから 気が向いたら寄るかも」

「そう、気が向いたら おいで。」

 

そんな会話の おしまいに

 

「ああ~~母ちゃんは ここでキムタクにばったり会うより

アンタに会ったほうがだんぜん嬉しいわ」と ニヤニヤしながら言った。

息子 無言で 去る(笑)

 

いい時代、男子厨房にもスーパーにも入る時代。

そういう姿を見せてもらえて 母ちゃんは安心したなぁ

 

 

 

 

 

 

 

 

今日ったら今日なんだよ

 

 

朝起きて洗濯して ささっと掃除して

さて 昼ごはん なに作ろうか と考えていた その時、

「あっ、電車乗って 買い物行こう」と きゅぅに そういう気分になる。

 

友達と 出かける予定をたてて その日を待つという楽しみ方もあるけど

その日の気分で ぱっと行動することが多い。

だから 誰も誘えない。

誘ってみたとて

「今日って今日?今日はダメだけど来週ならいいよ」

そう言われても、

来週の気分までわからないからね

「今日ったら今日なんだよ」に ついてくるヒマジンなし。

 

しかも もうひとつ、誰かと共に行動するなら、

1対1が原則、3人以上は しんどいので たいていお断りする。

グループラインなんて ぜったいむり。

社会性に欠けてるなぁと思うけど、仕方ない。

 

 

ああーひとりはいいわーと、ぶらぶら 気のすむまで 街を楽しんだ。

 

カートもカゴも持たない買い物は なんと楽しいことだろう。

デパ地下のお弁当を選ぶのは なんと楽しいことだろう。

カフェじゃなく喫茶店でひとりゆったり過ごすって なんと楽しいことだろう。

 

これで お金があったら どんなに楽しいことだろう。

あれもこれも 手あたり次第買えたらどんなに楽しいことだろう。

 

そう思いながら

あれもこれも 手に取って、

値札みて 戻す を 繰り返して 帰ってきました。

 

やっぱり出かけてよかった ああ 楽しかった。

 

 

図書館にて

 

 

昨日は 今年最後にと、図書館に行った。

 

年末ということで貸し出し期間も長く、15冊借りられる。

そんなに読めないので 7冊ほど借りた。

料理の本と 刺繍の本と エッセイと 絵本。

 

毎年 クリスマスの頃に読む ディケンズの「クリスマス・キャロル」

今年は たまたま これの絵本を見つけたから 借りた。

何度読んでも 胸に沁みて、今年の自分の悪しき行いを反省。

 

エッセイのコーナーでみつけた一冊の 表紙のうらに書かれた、

 

・他人の台所事情は人並みに気になる。

・貸したお金は覚えているけれど 借りた分は忘れている。

・チャージ不足で よく もたつく。

・外国のコインを なんとなくお守りにしてしまう。

・お金もないならないなりに 幸せではある。

 

そんなかたに向けた とっておきの29編です。

 

「お金がない」 この一冊、いろんなジャンルの人達それぞれの

お金にまつわるエッセイ、

29人、年齢も違うので 生きた時代も違うけど、

どれも おもしろくて さくさく読める。

 

料理の本は必ずいつも借りる。

作りたくて借りるわけじゃない。

見ているだけで 楽しいから。

 

あれこれ借りた本は 適当に混ぜて読む。

あっち読んでは こっちを開き。

同時に何冊かをくるくる回し読み。

絵本だけは そうじゃないけど。

 

今年は図書館にたくさんの本を寄贈した。

自分の本だったのを見つけると おもわず なでたりして。

 

 

 

線を引く

 

 

天気予報では雨のはずだったけど、

陽が差して もうけもんの一日が始まった。

 

今日は冬に至る日。

きりっと冷えた朝、これからは 寒さも本番。

昨日は、直売所で 柚子を買ってきた。

大きな柚子が4個で300円

小さいのは6個で200円

今夜は 小さい柚子をお風呂に浮かべて柚子湯を楽しみたい。

 

冬至の今日は、

大きな柚子の皮を剥いて千切りにして

果汁もしぼって、

それぞれ 冷凍しておこうと思う。

 

おすまし お雑煮 和え物 酢の物 焼き物 いろいろに少し添えただけで

香りも彩りもよくなる。

 

1年のうちに 何日か 線を引く日がある。

昨日と今日の間に ひとつ真っ直ぐな線を引く。

お正月に誕生日、

それと 季節それぞれの変わり目

いろいろある毎日だけど

ひとまず そこで区切って 気持ち新に迎えるような そんな線。

 

昨日の晩ごはんは ばら寿司。

卵は錦糸ではなく サイコロに切って

ぜいたくにイクラを散らした。

少し残っていたらっきょぅも刻んで入れた。

使い切りたくて入れたら、けっこういいアクセントになって美味しかった。

 

今夜は なにをつくろうか。

 

 

 

災い転じて福となす

 

 

オーブンレンジ、

買って半年で不具合が出たとき、

ああ 半年で こうなるとは なんとついてないことかと

がっかりした。

交換どころか修理もしてくれなさそうだったのに、

まさかの交換OK、

ようやく 交換の日が来て 朝 電話が鳴る。

 

「同じものの在庫がないので、最近出たばかりの新型と交換になります」

・・・・・うそ~~うれしい~

 

 

 

 

 

佐藤さんは ゴルフの練習に励んでいる。

「どうだった?」と聞くと

「べつに どうってことない、

かえって よけいな力が抜けて 前よりいいかんじ。」と 言う。

 

万事塞翁が馬と いうけれど

なにがどうなってどうなるか 先のことはわからない。

災い転じて福となす。

笑う門には福きたる。

終わりよければすべてよし。

 

忙しい年末

ついつい 力がはいるけれど 

よけいな力 ぬいて キラクにいきたいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

迷うことも楽しい

 

 

ぬいぐるみを見ると おもわず 手にとる。

小さい手のひらに乗るような

できれば もふもふしたのがいい。

 

このあいだ 100均で みつけた。

450円。

真っ黒の、鼻の少しゆがんだ、

適当に作ったんだろうなが みえみえの 

手のひらにちょうど包めるような小さなクマ。

ワゴンの中に無造作に放り込まれて

他のぬいぐるみの下に埋もれていた。

 

それは、しかし

なんとも かわいい。

もふもふしていて、鼻のゆがみが個性的で

むしろ そこがいいな と じぃっとながめる65才。

 

450円という値段もいい。

迷うほどの値段でもない。

 

だけど迷った。

 

目とクチと耳と鼻と

ちゃんとそれは意志を持って、私を見ている。

 

450円のこのクマを、クマの一生が果てるまで可愛がれるだろうか。

 

なんと おおげさな(笑)

 

 

次に 買い物に行ったとき まだいたら

それは もう きっと

連れて帰りたくなるんだろうと思う。

 

450円のぬいぐるみひとつ買うことを ここまで迷える楽しさよ(笑)

 

 

 

ひとりで こそこそ

 

 

台所の棚 奥深く 眠っている酒がある。

 

夏に息子のお嫁さんの実家のご両親から頂いた

純米吟醸 「開運」 

ビールの季節を過ぎて 冬になったら 鍋などつつきながら飲もうと

だいじにだいじに 取っておいた酒。

 

もう一本眠ったままの酒がある。

弟が 引っ越し祝いにくれた 梅酒、

山崎蒸留所にて ウィスキーの古樽を使って 

ゆっくりと丁寧に時を重ねた特別な梅酒に

梅酒樽で後熟したグレーンウイスキーをブレンド・・なんたらかんたらと書いてある。

このお宝梅酒も、退院したらふたりで ゆっくり飲もうと 取っておいた。

 

 

やっと 冬が来た。 さあ いよいよと意気込むふたり。

 

診察日

「お正月、少しくらいは・・」と尋ねた佐藤さんに 

先生がひとこと「お酒はダメです、あのね佐藤さん・・なんちゃらかんちゃら・・ひとくちもダメ。」

 

 

「半年くらいしたら きっと 飲んでもいいと思うから それまで」

と 佐藤さんが言いかけたので

きっぱりと 

「これは 私がひとりで吞みます」

 

冷たい嫁とお思いでしょぅか

はい そうかもしれません。

 

いくら冷たい嫁でも 佐藤さんの目の前で吞むのはかわいそうなので

台所の片隅で こそこそ 呑みたいと思います。

ひとりで こそこそ吞んで楽しいか?

はい、酒に限らず ひとりで こそこそ、得意です (笑)

 

先生から許可が出たら

チョーヤの梅酒にリボンかけて

佐藤さんにプレゼントしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

親友

 

 

一年に数回 電話の約束をして その日を心待ちにするような、

そんな友達がいる。

 

電話がつながったとたん

「もしもし」ではなく「あはは あはは」と

2人が同時に笑いあう。

 

なんにも まだ話していないというのに、

嬉しさが こみあげてきて

つい あはは になる。

 

ひと息笑って、あとは 時間のたつのも忘れて喋る。

誰にでもは言えない話というのがあるけど

そんな話ほど 聞いてほしくなる。

 

楽しい話題だけではない、鼻の奥がつーんとするような話や

少々クチの悪い私の毒舌も混ざるというのに

電話を切ったあと ふぅっと気持ちが明るくなって

ああ 楽しかったと いつも思う。

 

そんな人と出会ったのは ずいぶん大人になってから。

もしも 子どもの頃に出会っていたら

もしも 輝く青春時代に出会っていたら

これほどの友達になれただろうか。

 

 

そんなことを いつも 電話のたびに思う。