ひたすら実家案件の日々。三ヶ月入院してた方が帰ってきて想像通りの面倒くさい一人芝居を日々演出。毎日舞台コントの準備に追われる裏方の気分。登場人物だけでなく舞台装置も調子合わせて不調になり次々新調を迫られます。おかげでしょっちゅう何かの手配と後始末と再配置、それからデータ収集と分析とレジュメ作りのようなことばかりしている。まあ後の三つは元々嫌いでもないので負担感は少なめ。しかし時間は確実に取られる。バカンス期のはずなのだが、繁忙期より断然気ぜわしいのは何故ですの?
と追い立てられながらもやると周囲に言ってしまったので、どうにか時間を確保して久しぶりに自分の歌唱の練習などしてみております。見事に何もかも忘れていたり、案外身体は覚えていたり半々といったところ。毎日短時間でも続けて修練するスケジュール調整さえできればじきに戻せるという感触はあるものの、その毎日続けててのが現状厳しい。運良く身を空けることはできたとしても、心まで追いつかない。楽器持つときは常に心ときめかさないといけない。その当たり前を邪魔する思念対象がこの何年間もの間多すぎた。このくらいの地点へ戻すだけでもずいぶんとかかってしまった。そういうことで、今やれるギリギリの試運転程度にですが、ちょうど何やら集う日があったので、そこに寄せてもらうことになりました。あとは、実家が直撃で何かやらかさんことを祈る。
●5月23日(土)19:00(Open)~@桜ノ宮ガラガラ
浅見旬一
競演:SALVA、矢本健士、上江洲由環
ノーチャージ
☆桜ノ宮ガラガラ
https://garagara-ushi.com/
●5月31日(日)19:00(Open)~@桜ノ宮ガラガラ
レツゴー松谷(エレキベースで参加)
ワンマン
ノーチャージ
☆レツゴー松谷HP
https://woolrecord.com/
☆桜ノ宮ガラガラ
https://garagara-ushi.com/
そうだった、前々からずっと見たかったクロード・シャブロル監督『肉屋』(1970)を少し前に見に行ってたのでした。他のもこの機会にまとめて見ておきたかったのだけど、これ一本押さえるのが精一杯でした。無念。映画館全然行けない。
シャブロルさん、NVの諸氏の中で、結果的に一番後回しになってしまい、すぐ見られる初期のものしか見てないままだったので、ずっとバランスが良くないなと思ってはおりました。
それでまあ、昔からの評判どおりのヒッチコック・ムードを楽しめはしたのですが、なんだろうか、これでおしまいとするには何かのピースが欠けている感じはする。いろいろ場面場面はなかなかに良かったのであるが。ひょっとすると、その欠けてると思える感じは、ここで求めたりするのは野暮で場違いな何かなのかもしれません。そういうと、最初の『美しきセルジュ』(1958)にもそんな感じがしなくもないのだけれど、こちらは暗い青春話ぽい感じが別の味つけを持ってしまい、欠けてるとか感じる前にこれはたまたまどこかにはあった、いくらでもあるんであろうそんな話、の映画で自分の中では済んでしまっている。数年前にたまたま見直した時にも、まったく忘れていたけど、ああそうだ、なんか暗い、いいとも悪いとも思いようのない、そうだったんですね映画だったわ、と思ったのでした。
『肉屋』はそれを思うとはっきり面白かったと言えるわけですが、欠けてるうんぬんの話はとりあえず置いておくと、人が運命というか成り行きというかに流れ着いていくタイム感みたいなもの(なんだそれは?笑)は『美しきセルジュ』とおんなじだな、これが監督のタイム感なんだな、ということが勝手に腑に落ちてしまい、まあやっぱり何でも見てみるもんだ、と思いました。