自分のために

自分の気持ちのために書きます



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



愛猫「ナナ」の悲しみは

まだまだ癒せません





部屋の静寂をそのままにしていて

やはり時を止めていて


時折やってくる
悲しみや寂しさを
我慢したり、しなかったり



心の穴を埋めるために

忙しくしたり


忙しくしても

心の穴はあいたままでいて
 

忙しくしてたのに

時間が何度も何度も止まってしまって


不意に

幻覚や幻聴もやってきて



あ…私はどれだけ依存していたのだろうかと

どれだけ愛していたんだろうかと


今までの覚悟って、なんだったのだろうかと




もう、2度と触れない感触を

手のひらから溢さないよう

忘れないようにと


いつも居た場所に

泣き崩れながら

時を止めてしまっている




私は私を縛り

私自信が進む事を拒んでいて


そんな事をしていても

時を止めていても


ナナは還ってこない。分かっているんだ。



2度と会えないんだ、逢えない。





甦ることなどないからと

意を消して


トイレケースや爪とぎ段ボールや

寝床にしてたクッションやらを


縛り付けてる自分のために

    処分することを決めたんだ。




3ヶ月、ずっと置きっぱなしにしていたんだ

何も動かさずで。





何をしているんだろうかと

時に、私は私を叱って

心の整理をしなくちゃと

1つ1つ、大切な想い出を

私の手で整理しなくてはならない





棄てる、破棄する、処分する


そんな事をしても

きっとまだまだ悲しみや寂しさがやってきて


また時を止めて

泣き崩れるんだと思う







「生」があれば「死」もある

「出会い」があれば「別れ」もある



知ってるし 分かっているんだ。




ハッキリと言えるのは

私は けして後悔などしてない





ナナと出会い

ナナと共に生活をし

ナナの成長を愛でり


ナナから沢山のモノを貰ったと思ってる

私の中にある、足りない何かを

ナナは私に与えてくれたと思う





それでも 心が言うことを聞かない




ナナの全てを受け入れたのに


    やはり、別れは辛い。






生活の一部分ではなく

生活の中心にナナが居たから


だから

私の心の穴があいてしまったんだと思う





特に趣味もなく

特に欲もなく


欲しいモノもない

執着するモノが分からないぐらい
何もない


そんな私は

「ナナが居れば私は幸せ」

と、言ってた


だから
   脱け殻になっているんだ。

心に穴があいてしまったんだ。


ナナを

生きる糧、生きる力にしてたから

心の穴が埋まらないんだ






自分の人生なのだから

何かにすがるより

何かを成し遂げることや

自分を愛することなどを


していかなくてはならないのに



分かっているんだ

どうするべきか


知っているのに

  進まなくてはならないことを。








人としての生き方が、考え方が

私は少しズレてるのかもしれない



幼い頃から自分の存在を

世の中に必要ないモノだと思って育ち

(いらない子だったと言われたこと)


生きる意味を知らずで大人になり


誰かに評価されたいとも思わない

褒められたいとも思わない


そんな、もう1人の自分

インナーチャイルドを閉じ込めていた




生き方など人それぞれだけど


私はどんな人に対しても

求めることも
期待もして来なかった

それがとても楽だったから

それを選んで生きてきた

  仮面を被って、生きてきた。






何度も何度も生きる事を諦めて

ヤサグレてる心に

ナナがやって来たんだ


生きる希望もなかった時に

ナナに出逢ったんだ



初代猫兄様「ミック」も

私は私を諦め

人間をやめたいと思った時に

 出逢ったんだ。



ミックもナナも

私が 不安定な時に

私の所へやって来てたんだ


 

命の大切さも

儚さも 尊さも

愛猫たちが身をもって

私に教えているんじゃないかと



ちゃんと感じ取っている




分かってる、沢山の人たちが

私に愛情をもって接してくれてたのも


知っていたのに、蔑ろにしたのは

私であって、心に居るもうひとりの自分が

そうしていた事も 分かってる。




拒んでいるのは私自身

どうすれば自分を慰める事が出来るのだろうかと


ミックとナナの写真に向かって


自分自身に問いかけている







誰かの役に立つことも
誰かに必要とされることも

生きる糧にしてはならない

それは自分自身を大事にしてないことだから



人に甘えることも
人を頼ることも

拒み続けた私は

人生という人としての生きる道を

幼き時から

歩みを止めていたんだと


ようやっと

ナナを失ってから気がついて


進まなくてはならないって


歩いて、前へ進まないとならないって



後悔はなくとも、反省は多くある



こんな、オバさんになって

人として生きていく事を

ようやっと気がついて…



ナナが居た私の心の穴を

他で埋めるのではなく

私自身が私のために埋めていかなきゃならない



悲しみも寂しさも

苦しみも、辛さも

痛みとしてある心の穴を

自分のために埋めていかなきゃならない



泣きながらでも

歩かなきゃ、なんだよね







失ってから気がつく


弱い私と拗らせた心


そして

  愛することの重みと覚悟を。





それでも

大好きで愛している


ずっと
愛している