3月4日、寝子あにぃ様❤の命日。
(初代飼い猫、名前はミック)


もう24年前の話になります。

当時アタクシの姉貴は幼稚園教員。
私立幼稚園へ勤めていました。

姉貴のクラスの子が仔猫を拾って登園。

その仔猫がミックです。



7月に拾われ、数週間たらい回しになり
どこも誰も飼う事が出来ないとの事で
姉貴が預かりという名目で我が家へ連れてやって来た。

実家だった家は団地。
当然飼う事が出来ない。でも、預かりという事で次に飼う相手が見つかるまでという約束の元、団地住まいの皆様に声をかけ説得し、飼う事になったミック。


産まれてすぐだったようでウチに来た時もまだ、片手の中に納まるほどの小さき体。

スポイトでミルクをあげ、ウンチもオシッコも促して排泄させ、夜中に何度も何度も起こされ
添い寝も潰さないか不安で寝れなかった数日。

あっという間にご飯もトイレも独りで出来るようになり、走り回り、リードも着けず外に一緒に散歩まで出来るようになって。

月日が立つにつれ、ひとまわり、ふたまわり、と大きくなる体。

それでも仔猫の可愛らしさをまだまだ残し
ヤンチャに育っていったミック。




生まれてから9ヶ月の命だった。




あぁ…
アタクシはまだ記憶に、鮮明に残ってます。

あどけない顔やしぐさ
可愛く鳴く声
手触りも、重みも全て記憶に残ってます。


アタクシの腕の中で息を引き取った時の辛さ。
もう、息をしてないのにミックの体には温もりも残っていて…。
ただ、ただ、寝てるようにしか思えなかった。

そんな記憶も全て残ってます。


何年たっても何十年たっても
ミックの全てはアタクシの記憶から消えません。




涙がこれでもか、ってほど流れ
枯れてくれない涙を、流れ落ちてしまう涙を
何度も何度も喉の奥に通してた。

「いつも」の生活に戻らなくてはならなかった。

独りの時間が怖く、また、夜も悲しい曲も全てがミックと重なってしまってた頃

アタクシは悲しみから逃げたかった。
嫌、逃げた。

もう、何も楽しくない。
もう、何もしたくない。
もう、もう…と。

感情を押し殺すコントロールをしていくしかなかった。



若かったから、そんな心でも生活していけたんだよね。
まわりに、家族に迷惑をかけてでも。



逃げてたアタクシだった。
(若気の至り)




でもね、今はミックと出逢えて良かったと思えてるのょ。

ミックと逢えたから
ミックを育てたから
ミックの可愛さを知ったから


だから、今のアタクシがいる。





あぁ~
ミック、ありがとう。

あなたに逢えたアタクシは感謝しかない。
だからもう悲しみから逃げません。

全て記憶に残ってる事はアタクシの宝物です。



そしてごめんね。

もう少し、もう少しでいいから
可愛らしい仕草で虹の橋でヤンチャしながら
待っててね♪


まだ、ミックの近くには行けないの。

寝子ねぇ様を確りと見守るって、決めてるから。
だから、待っててね。




ありがとう  ミック❤


今でも愛してるよ。