ホワイトデーは

期待しつつも

期待しない日。


今日は職場の飲み会だった。

上司はすでにホワイトデーのお返しを妻と娘にあげたという。
毎年、感謝の気持ちを手紙にして一緒に渡すらしい。

でも奥さんはあるときから、いらないと、
言ったという。

理由は、なんてことない、

ただなんの足しにもならないから。

真意は解らない。

その夫婦のなかのことだから。


ただ、恥ずかしいとか子面倒くさいだけなのかもしれないし、気持ち悪いわと思ってるのかもしれないが、それも解らない。


でも、わたしの知る限り

その普段職場にいる彼は、

口も態度も悪くて(笑)

とても奥さんと子供に手紙を書くようには見えない。


でも意外とマメに、
大事に思う人にはちゃんと大事にしてるんだ。
と思った。


おまえ、彼にお返しもらったのか?


と、その上司はニヤニヤ聞いてきた。



遠距離だから、会えないし

まぁ

奴のことだからなにもないだろう。


飲み会が終わって帰宅、

期待はしてないけど、あの上司ですらの行動を考えると、私たちは一体なんだろう。


もらってなんぼ、のものではないけど、

なんともせつない。


帰宅後、彼から電話があった。

彼はホワイトデーのホにもなにも触れない、

相変わらず、自分の話なんだ。


しょうがない。


私は一度も彼にガッカリの気持ちを伝えられないまま、
怒ってみたり、
泣いてみたりもないままに、

彼と一年をすごしてきたけど


私は、しょうがない、と思ってしまってる。


彼は自分のことでいっぱいだ。


しょうがない。


でも、


このしょうがない、に


今日は嫌になってる自分がいるみたい。




彼に対して理解あるつもりでいるんだと思っていたけど、
自分の色々な気持ちを伝えることを面倒くさいと思ってるだけなんかもしれない。



ただそれで、つまり。

しょうがない。


で済ませておわり。





ほんと、





しょうがない。