2007/02/18 読了

頑張っていなかった事がよく分かる、随分と間の空いた3冊目の読了日となりました。

美女の不幸
  著者:遙 洋子
  出版社:筑摩書房
  初版:2004/12

タイトルを見て、

あ。これはわたくしの事を書いた本なのね。

と思っていたのですが、読み始めたらかなり全然全く違っていました。

そもそも、前の2冊はエッセイで、社会を軽妙に切っている感じが気に入っていたのに、今回は小説だと前書きで判明したため、

え~。。。

と思ってしまったのが、ちっとも進まなかった第一の敗因。
(わたくしは感情移入を必要とする書物・映像の類は好きではないのです)

実際には、これまで読んだエッセイと同じ文体をベースに、複数の人間の恋愛実体験を一人の仮想の人間が経験する形のセミフィクションのようなものだったので、小説嫌いのわたくしでも、そこまで抵抗はなかったのだけれど。

それよりも、タイトルから想像された『美女であるが故の不幸を軽妙な文章で切り倒した面白おかしい書物』という期待が、読んでいるこっちが辛くなってしまうような痛々しくてぐったりする内容の連続であった事の方が、時間を割いてまで読了しよう、という気にならなかった最大の原因でしょう。

今回は心に留まる部分はないだろう、と思って読み進んでいましたが、やはり1箇所2箇所はあるものです。
(そうでなければ、「ドロボ~!貴重な時間を返せ~!!」です)

大事なのは、そこに愛があるかどうかではなく、愛と言われる感情をどういう形にしたかだ。

一切の表現されない愛は、ないと一緒だ。表現をすることは、愛が証明されるのではなく、愛を表現しようとした人間がそこにいたことが証明されるのだ。
もし、愛がこの世にあるとすれば、表現しようとしたその人間の努力や気合いや手間や費やした時間に対して、その事実を愛と言うのだろう。

愛とはそういうものだとも思うし、そういうものではないとも思うけれど、ある面を切り取っているのは事実。
でも、一事が万事、この調子で物事に向き合っていたら、疲れてしまうだろうな、というのが一番の感想。
というか、わたくしは疲れました。

妥協のできない人間は、負け犬になるしかない。
男に振られて「しかたないや」じゃなく、「美しくなってやる」と思った段階で、すでに負け犬の道を走っているのだから。
そんな女性が「しかたがない」とばかりにそこそこの男性を選べるのだろうか。
それができるなら最初から、もっとテキトーな人生を送ったのではないか。

がむしゃらにがんばることをやめれば、それなりの男や、そこそこの幸せは手に入る。
それなりの男と、そこそこの幸せを掴みたいと思うなら、まず、自分を磨きすぎないことだ。
テキトーにする。
そこそこ、がんばる。

わたくし、がむしゃらに頑張っているわけでは決してないのですが、かなり非常にど真ん中を刺されました。
アイタタタタタ。。。。。
です。

どうせ、わたくしの辞書には『妥協』という文字はないです。。。
(涙)。。。

やはり、この本はわたくしの事を書いた本だったよう。。。

微妙にツボを押さえた筆者ではあるのだけれど、3冊呼んで3冊全部に同じエピソードが何度も出てくると、流石に辟易。大学生の頃、異様なペースで研究書を出し続ける人の本を数冊読んだ時に感じた、薄めた中味を使い回している感じに似ている。(当時は、詐欺だと思いました)
まぁ、学術書ではない分、害はないけれど、もう十分といったところです。

さ、気合いを入れて次の本を読み切らねば。。。
(既に返却期限を切れている事が発覚したらしい。。。)
頑張りましょう、わたくし。

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限りない限界を感じる今日この頃。。。
もうダメだ~。。。

今日は履歴書関連資料の更新、頑張るぞ~!
何事もなかったかのように地方への往復苦行を再開して一ヶ月。
本日の課内会議で、本格的に職務復帰がアナウンスされたわたくし。
(もう少し後でも良かったんですけど。。。)

更に、流石に復活後1ヶ月も経ったので、会社にいるのがあちらこちらにばれ始め、ぼちぼちと仕事も舞い込みつつある今日この頃。
ネットサーフィン三昧の日々とのお別れが近い予感に一抹の寂しさを感じつつも、もう少し粘ってみようと実践中。
(働く気マイナス1000%)

などと悠長な事を言っている割には、身体の調子が悪い気がする。。。
というか、悪いです。
特に胃と鳩尾がストレスを受けた時によくなるきりきり状態になっています。
この一ヶ月、殆ど全く働いていなかったのに何故???

と、よくよく自分に問い掛けてみると、いくつか思い当たる事が。。。

まず真後ろに座っている上司がいけなさそうな気配。

いわゆる『気』の合わない人らしく、後ろに上司が座っているだけで、体が緊張して不要な疲労感が倍増している様子。
悪い人ではないし、話をしていても特に嫌いという訳でもないのだけれど。。。
(ネットサーフィン疲れなどという事は、間違ってもありません)

ついで、部の雰囲気もいけないのでしょう。

昨年頃から、何とも合わない感じの人が増え続け、とうとう合わない人達が多数派となってしまったため、部全体の雰囲気が非常に何ともわたくしと合わないのです。

というより、客観的には、わたくしが部の中で浮いている状態。
そんな合わない人達を背負って座っている型になる現在の席は、やはりどうも肩から背中に掛けて重石を背負っているようで辛い。。。

だが、しかし、何と言っても、根本的な理由は、やはり場所のせいなのです。

朝の往路苦行の際、都心を通り過ぎて田舎へと移動していくにつれ、身体のみならず精神的にも抑圧された状態が着々と形成されていくのが感じ取れ、駅に到着した時点では既に胃が石と化している始末。
その中を、動線が信じられない程なっていない駅を通り過ぎて会社に到達する頃には、顔は能面に、体は石仏へと大変身。

更に、ストレス満杯な環境に9時間以上座っていると、2ヶ月も休んでゆっくり労った身体はどこへやら、すっかりストレスに塗れた身体の出来上がり。

これでは何の為に2ヶ月も休んだのか分かりません。。。

そんな会社、さっさと辞めちゃいなさい

と言っていたMr.オクレの言葉が頭を過ぎります。

一瞬、Mr.オクレの所に再び駆け込みたい衝動に駈られたわたくしでしたが、辞めろと言われるのが分かっているのに、何故かストレス発散の愚痴大会にはならないMr.オクレと会っても、時間というよりお金の無駄。

かといって、「この人に話してどうなる?」というようなカウンセラーにぼろぼろと愚痴を溢すのも、それはそれで如何なものか、と躊躇う事非常に多し。。。


こうして、わたくしのストレス溜め込み度数は、美しいカーブを描いて急上昇していくのでした。
誰か何とかしてください。。。

今のままでは、引き攣った笑い顔しか出来ない能面人間になってしまう。。。
やっぱり、残された道は都心復帰しかないのです。。。

履歴書と職務経歴書のメンテナンスを早急に完了させて、一日も早く人材紹介会社に連絡を取りましょう。
わたくし。

あ、でも今晩はお洗濯の日だ。。。
(嗚呼、先送りの日々。。。)

でも、身体がこの上なく悲鳴を上げているのですから、
なるべく早く頑張ります。。。

もうちょっとだけ待っていてくださいね。
わたくし。



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