軽率でした。訪問してくださる方も少ないブログですが、『Beyond』に興味を持っていただけたらと、拙い記事を補完するために画像を添えました。肖像権、パブリシティ権、著作権等を侵害するつもりは毛頭ありませんので、8月7日削除させていただきました。

 

 

 

待ちわびたアートブック『Beyond』が届いたとき早速次々にページをめくった

 

第一印象は”怖い”

 

直前に見ていたフォトT動画でのフレンドリーで、可愛らしさも見えるたけるさんではない何か、もっと不穏な触れると切れそうな刃を内包しているかのような…

 

 

BRUTUS(2022/12/1)より

 

…ただ今回の機会は、写真というものを多くの人々がネットやインスタなどで見る時代にあって、一時的に消費されてしまう写真とは全く違う作品を第一線で生み出し続けているフォトグラファーとのコラボレーションとして一緒にクリエイティブを作っていける可能性を感じ、やってみたいと思いました…

 

…膨れ上がった何十人ものスタッフの中、マリオは前提として2人きりの撮影を望み、佐藤健もだれをも寄せ付ける隙を見せず、ほぼ密室での濃密なセッションから生まれた写真。

写し出されているのは、自身が培ってきたすべてをもって一歩も引かずに挑み切った、佐藤健の人間力だ

 

彼が、一歩も引かず挑んだ作品を私もしっかり受け止めよう。

Beyondは簡単に消費しきれないものがあって、自身の時々の状況によって違う情景が現れ、何度も繰り返し見たくなり

ブルス・ドゥ・コメルスや、ビル・アケム橋やヴァンドーム広場を背景にした一瞬を切り取ったその1枚に物語を感じることができるから。

 

 

 

マリオ・ソレンティへの質問の中で

 

橋の下で撮影していた時のことです。Takeruは街灯の柱の横に立っていて、私たちは彼を横から照明で照らしていましたが、まるで映画のワンシーンのような瞬間に感じました。それはまさにパリで掴もうとしていた、ストーリー全体のムードとフィーリングを私に与えてくれました。もう一つ、今回の撮影でクールだったのは、Takeruをアルチュール・ランボー風のキャラクター設定にしてみたことです。ランボーというのは多くの詩人やアーティストにとってのヒーローで、彼らにインスピレーションを与えた人物です。Takerugaそんなキャラクターを演じることができるかもしれないというファンタジーを私は気に入っていました。

 

 

 

マリオ・ソレンティは

私たちもよく知っているたけるさんの資質を、短い(けれど濃密な)撮影の間に見抜いて

 

Takeruはとても親しみやすい人です。そして彼はあるすごい資質を持っていて、その瞬間瞬間(実際よりも)若く見えるのかそれとも年上に見えるのかわからなくなるのです。変幻自在、というか。一人の人間の中でこの2つの強い個性が同居している様子をみるのは、とても面白かったですね。

 

 

アルチュール・ランボーを知っているのは名前だけで詩や作品を読んだこともない

私はwikiをみて改めてこの写真集はランボーだと思った。

 

そして、ランボーより少し前の時代(やはりフランスの、20歳で決闘により夭折した)数学者のガロアをも想起させられた。

 

 

もう一度初めからページを繰ってみよう

 

まずはじめの遠景に街並みを望むバラの花…これは何を暗示しているのかな。