今から約13年前
2008年10月に
トミーテックから発売された
阪神電気鉄道5201形
を紹介します
事業者限定品で、
阪神が発売したのは、これが初めての製品
5201号車、5202号車の2両セットです
ベロが付いていない
通常品と同じパッケージ、
展示用レールも付いています
5201形は、
昭和34年(1954)に登場した車両で、
20両が製造されました
そのうち、5201号車と、5202号車は、
外観のみステンレス製となる
セミステンレス構造となりました
車体の軽量化と、
保守の低減化を目的としたため、
銀色に輝く、無塗装の車体となり
”ジェットシルバー”と呼ばれています
鉄道コレクションの車体は、
プラスチック製で成形されていますが、
ステンレスの表現には定評があり
約13年前の製品ながら、
素晴らしい出来栄えです
ライト、テールライトとも、
レンズは入っておらず、銀色一色
その中でも、青い車番は
とても良いアクセントになっています
連結面には、配管、雨樋を表現
妻面の窓下に、青い車番があります
その下に、青い表記が見られますが、
車番がズレて、印刷されたエラーです
片側3扉で、両扉
運転台側に、パンタグラフがある前パン
冷房装置は
搭載されることはありませんでした
貫通扉がある、3枚窓
おでこのライトが、2灯
四角いテールライトが下部に2灯
しばらく続いた
阪神お馴染みの顔は、
この形式からになります
側面の客室窓は、3段窓に見えますが
2段窓で、下の線は保護棒、
冷房が搭載していないので、
窓を開ける機会が多く、
転落防止、接触防止のために、
付けられたようです
実車は、
昭和52年(1977)に廃車となります
変わりに登場した
2代目、5001形は、普通鋼で、
お馴染みの塗装
マリンブルーとクリーム色の
いわゆる青胴車の時代が続きました
時を経ること約56年
ようやく、
ジェットカーの本格的なステンレス車両
5700系が登場することになります