【広告媒体に関する注目度】
Goo リサーチと日刊工業新聞社の共同リサーチの結果から
広告の中で最も注目度が高いのはテレビCMで、その割合は、有効回答者数2,180名のうち約6割にも及んでおり、他を圧倒しています。
また、新聞広告は約13%とテレビに次いで注目度が高く、特に高年齢層ではテレビCMに迫る勢いを示しております。
一方、電子媒体については、インターネット広告と携帯電話のバナー広告等モバイル広告との間で大きな差がありますが、PCのインターネット広告は、今やテレビ・新聞に次いで第3の広告媒体の地位を確立しています。
携帯電話のバナー広告については注目度が低い結果となりましたが、携帯電話の普及率を考えると今後大きな成長の可能性がある分野であることが予想されます。また、WEBサイトやメールでの広告について、ユーザ一人ひとりの嗜好に合った内容を要望する声は多く、今後このサービスの展開が期待されていることがうかがえます。
■ PC上のバナー広告の注目度は比較的高く、実際に商品購入に結びつく割合が高い。
最も視聴する広告で全体の約一割がPC上のバナー広告を選んでおり、ラジオ・雑誌を抜き3位でした。
一方、携帯電話のバナー広告については0.3%にとどまり、広告が消費者の購買行動につながるかどうかについて、PCのバナー広告は約2割が購入しているのに対し携帯電話のバナー広告は約8%にとどまり、広告の訴求度に差があることが明らかとなりました。
⇒これを見ると、携帯は文字通り「モバイル」性が強みなのであくまで片手間で情報検索をしていると推察されます。一方のPCに関しては自宅・職場などデスクの上で時間をかけて必要な情報収集を時間をかけて行っている事がわかります。
■ 消費者一人ひとりの思考や行動様式に合わせた広告に対するニーズが高まっている。
自分自身の購買行動・消費行動に合わせた広告を期待する声が高まっており、インターネットや携帯電話を使ったサービスなど、一人ひとりに対し異なった広告を発信していくような新たな広告展開が発展の鍵を握っていると言えます。
⇒SNSやブログ等個人のパーソナリティにあわせた宣伝手法が望まれます。マス広告主体からパーソナル広告へ。大量生産から多品種少量生産にトレンドが変遷した国内のものづくりにと酷似しています。