2005年米国の各業種エンジニア(GS社登録済み読者)の意識調査の発表資料を見つけました。 「エンジニアはどのようにネットを業務上活用しているのか」といった趣旨の質問です。 

この結果は以下の通りです。(複数回答)

1、製品・販売先を調べる(94%)

2、製品の詳細な情報を得る(92%)

3、カテゴリ内の製品サーチ(77%)

4、同種製品における各販売代理店の比較(66%)

4、製品価格のリクエスト(66%)

5、製品・付随するパーツの購入(65%)

6、技術的なアプリケーションの検索(61%)

7、製品在庫状況の確認(60%)

8、パーツ・装置の標準品を探す(59%)

9、CADデータのダウンロード(48%)

graph Stas Web usage (GlobalSpec)

エンジニア達はネットをフル活用してより効率的・効果的に業務円滑化を図っていることが伺えます。海外、特に米国ではEngineering Search Engineという概念のサービスが存在し、エンジニアの製品・サービスの詳細情報の検索業務に利用されています。テクニカルタームと一般タームでは同種の名称でも全く利用用途も違い、例えば皆さんが寒いときに使う「ヒーター」・・・部屋や自信を温める機構、は生産財業界で「ヒーター」・・・金属加熱用ヒーター ⇒金型や金属製容器をヒーターで加熱し、間接的に被加熱物を加熱する。

そのほかに空気加熱用ヒーター ⇒空気(気体)を強制または自然対流により加熱し、加熱・乾燥・除湿・暖房に用いる。(赤外線放射も含む。)等があり、Google,Yahoo!等のGeneralSearchEngineでは一般消費のヒータから生産財用のヒータまでいちいち検索結果で引っかかってきたサイトをクリックバイクリックして確認しなければならない、というサーチエンジンのコンセプトから本末転倒の現象が起こっています。 今後はニッチなマーケット毎のサーチサービスが雨後のたけのこの如く市場に出てくるのではないかと感じます。全てGeneral Search Engine に登録すれば全てオッケーというわけでもなさそうですね。ユーザーの視点から如何に効率よく自信の求める結果をはじき出すためのカテゴリ・製品検索機能とContextを理解できるサーチアルゴリズムの発展が望まれますね。
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