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スティールとブルドックがなにやら争っているようですが。


NIKKEI NETより引用開始>

スティール、ブルドックへのTOB価格1700円に上げ

 スティール・パートナーズは15日、ブルドックソースに対して実施中のTOB(株式公開買い付け)価格を、従来の1株1584円から1700円に引き上げたと発表した。期限も6月28日から8月10日に延長した。13日のトップ会談を受けた措置で、「(ブルドックへの)我々の真剣かつ真摯(しんし)な姿勢を示すため」と説明している。

 スティールとブルドックは13日、トップ同士が会談したが議論は平行線のまま終了した。スティールは会談後、ブルドックが対抗策として打ち出した新株予約権の発行差し止めを求める仮処分を東京地裁に請求。法廷闘争に発展している。

NIKKEI NETより引用終了>

経緯まとめ

ブルドック公表の「当社の企業価値向上に向けて」(200767日)より

516日 スティールよりTOBの意向表明

518日 スティールによるTOB開始

67日 取締役会による反対表明


TOB価格

①今回のTOB価格 1700円×19百万株=323億円(時価総額)

②前回のTOB価格 1584円×19百万株=300億円(時価総額)

ブルドック側が急遽作成した事業計画によると、2013年の営業利益を目指すそうな。

まぁもろもろざっくり計算して、税引後営業利益15億円(=25億円×60%)÷7%(=長期利子率2%+リスクプレミアム5%)で215億円(現在の価値ベース)に100億円(有価証券+現預金)を足して315億円。スティールの提示株価は結構いい線いっているような気がします(見落としがあったらすみません)。

615日のブルドックの開示によると、「企業価値を適切に反映していない」そうだ。ホントかよ。縮小市場で周辺領域に進出するかコストダウンしか伸びしろのない会社にこれだけ出せるヒトはそうそういないと思いますけどね。


それと短信見ていて気づきましたが、短信の段階(518日)では中長期的な経営戦略にコストダウンと重複部門効率化は入っていません。むしろ、製品価格競争と原材料の仕入価格高騰リスクについて積極的に触れられています。そこには「競合先が市場において大きなシェアを急速に拡大する可能性があります」ということも書いています。

いずれにせよ、スティールにTOBかけるよといわれて、アドバイザー・弁護士等に急遽依頼し策定した計画であるようにしか見えませんし、経営陣の保身と言わざるを得ないような内容になっています。しかも、利益が急速に向上するのは人員削減を行う20113月期で、そんな先になったらだれもチェックしない=経営陣安泰ということまで織り込まれているような計画になっています。

で、今後の展開としては、①又は②だと思いますが、新株予約権の差止めが認められず、株主総会で防衛策が決議された場合(①)、株価急落しそうですね。


ここはやっぱり総会決議も通らず、TOB成立というのを見てみたい気がします。で、多分これ以上の価格引き上げはないでしょうから、1690円で買って、1700円を万一超えたら速攻売却という戦略(利幅は薄い)でどうでしょうか?(貸借銘柄だったら、10円くらいのリスクで数百円を稼げるかもしれないので、全力売りですけどね。)


624日に防衛策(新株予約権の付与)がなされる。⇒スティールのTOB撤回⇒この場合、株価急落?

(新株予約権付与⇒スティールだけ1株396円=現在の株価で1584円で回収して成功。他の株主の回収機会なし?)


②新株予約権発行の差止めが認められる。⇒スティールがTOB成功

反対に、買収防衛策が発動されてもアドバイザリーフィー+弁護士報酬で2億くらい毟り取られ、かつ、スティールへの新株予約権の取得資金(23億円)が必要になるでしょうから、業績・財務悪化は間違いないでしょうね。すなおに会社渡しちゃえばいいのに。

結論:いろいろやっているけど、これ以上TOB価格が上がるとも思えないので、儲けにはつながらなさそう。これ以上考えても無駄。持っている人はスケベ根性出さないで、とっとと売るのが正解。