私はガンダム直撃世代です。
なので、喚き散らす上司には、「坊やだからさ」 と言いたくなります。
(Ⓒ スーパーガンダムロワイヤル)
30年以上たった今でもガンダムは脈々と生き続けています。
新しい作家たちが新たなガンダムのストーリーを紡ぎ続けています。
原理主義的旧世紀主義者である私には受け入れ難い作品も生まれていますが、旧世紀の世界をより新しい視点で描いている作品も沢山作り出されています。
そんな作品の1つが、こちらです。
◆機動戦士ガンダム FAR EAST JAPAN◆
掲載誌: 週刊少年サンデーS
刊行日: 2013年5月~2014年1月 (全2巻)
出版社: 小学館
原 作: 矢立 肇/富野 由悠季
作 画: 大谷 アキラ
この漫画は、1年戦争末期に極東のニホンという地域で行われた連邦とジオンによる核兵器争奪戦を描いた作品です。
この作品を買ったのは、見たことのない1年戦争モノのガンダム作品がブックオフで安くなっていたからです。ですので、あまり期待をしていた訳ではなかったのですが、その期待値にも達せない感じの作品でした。
まず3人の主人公が微妙でした。理想に燃える若き上官、古参兵、紅一点という割とありがちな組み合わせなのはいいとして、彼らの行動が 「なんだかなぁ」 って感じなのです。古参兵の死に際も熱い感じなのですが、それまでが微妙なだけに何となく燃え上がれませんでしたし、不快な色気のある紅一点が熟練の狙撃手というところも設定的に解せないものがありました。
ストーリーは連邦にもジオンにも理があるという今時の感じなのですが、それが悪い方に作用して、どっちつかずな印象でした。はっきり言ってしまえば、何をいいたいのか伝わらないという感じでした。
細かい点をあげれば、MS同士の狙撃手戦の顛末や脱走兵である連邦軍の追跡状況など首をかしげたくなることも多々あり、他の作家さんのようにもう少し説得力のある設定を考えてほしかったです。10M以上の巨体であるMSが移動する際には森林を踏破していかなければならず、それをたどれば普通に見つけることができますし、部下を銃撃するような上官がいる部隊は通常に従軍していたとしても崩壊します。
ガンダム系の作品を全て読破したいという方以外は、まったくお勧めできない内容でした。
即刻売り払おうと思います。