Hello
先日28歳になりました!
アラサーをターゲットにした各種マーケティングが刺さりまくる最近です
私は中学高校とイギリス在住で、彼とは同級生だったことから仲良くなったのですが、卒業間際に付き合いだしたので、去年彼が東京に移るまで、およそ9年間、日本とイギリス(途中)間の超遠距離恋愛をしてました。
結婚してから幸せすぎて忘れかけてましたが、誕生日の朝に彼が
『結婚してから2回目の誕生日だね。おめでとう。来年も再来年も、誕生日は一緒に過ごせることが本当に嬉しいっ』
と乙女チックに嬉しそうにしてるのをみて、遠距離恋愛の間は誕生日に合わせて会うことはあっても、次の年にどんな状況になっているか保障はなくて不安定だった頃のことを思い出しました。
カップルによって状況はさまざまなので、遠距離恋愛にマニュアルはありませんが、
私たちが上手くいったコツについて紹介したいと思います
・縁がなかったらさようなら
いきなり厳しいことを書きますが、幸せな結婚が描けない相手との遠距離恋愛にエネルギーとコストを掛けることほど無駄なことはありません
当時18歳の私たちは、
『これからお互い遠い場所で新しく大学生活が始まって、出会いもたくさんある。
嫌いになって別れるわけじゃないんだから、これからも連絡を取り合って、
新しい環境に慣れて、また好きな人が見つかるまで、お互いが心の支えになろう』
と言ってお別れしました
実際、サークルやアルバイトに文化祭と私は積極的に出会いの場に赴いていたし、『オレンジデイズ』みたいな大学生活が待っているんじゃないかと期待してました
彼も留学したり、寮生活でバカをやったり、好きなことをして
でも、不思議と彼以上の人には出会えませんでした。単にモテなかったというのもありますが
将来有望な学生と日常的に接する環境にいたので、親戚なんかには『今のうちに東大生に唾つけとかな!』と囃したてられましたが、人間性がピッタリくる相手って実はすごくレアだということは、異性に対する視野をオープンにすることでだんだんと分かるようになりました
逆に言うと、そのくらいピッタリくる相手じゃないと遠距離恋愛なんて苦しい道、わざわざ選ばなくていいと思います。お互い以外に目を向けることを禁じて、盲目的に「彼と絶対結婚する!」と宣言するカップルほどすぐに別れるのが世の常ですし…
浮気は論外ですが、他に好きな人ができたら、彼とはきちんと話し合って次に進んだらいいと思います。ドライすぎるかな…?
私がちゃんと彼にコミットしようと思ったのは大学3、4年生の頃でしょうか?
彼は遠距離1年が過ぎた頃には早くも結婚したいと思ってくれていたようなので、しばらくさみしい思いをさせてたかもしれません
・コミットしたらゴール目標を決める
それでもやっぱり、遠距離恋愛の末にいつかは結婚したいというのであれば、お互いが納得するゴール目標を決めなければなりません。
ゴールが見えない遠距離は精神衛生上よくないです
私たちは『付き合ってから10年以内に結婚する。結婚するときは日本で一緒に住む』
という目標を設定しました。10年は長くてびっくりされるんですが…
彼が私のためにキャリアを犠牲にすることは絶対に嫌でした
大学院に行きたいなら行ってほしかったし、日本に来れるからってブラック企業とか彼に相応しくない場所に就職することは許せませんでした。
大学は修士まで出て、でキャリアを数年積んで、好条件で転勤か転職が叶うまで10年を見込んでいたんですが、結果的に9年後に結婚したのでかなりイイ線いってましたね
日本人は結婚観について付き合ってる段階からもっと話し合うべきだと思います。
プロポーズはプロポーズでロマンチックにやってもらえたら理想的ですが、それ以前にお互いのビジョンを共有しておかないと、無駄にプロポーズ待ちで時間だけが過ぎたり、結婚したあとで揉める要因になってると思うんですよね
・会う頻度のノルマを決める。連絡は毎日取り合う。
目標は低く!私たちは時間と予算の制約上、年に1回(2~3週間)は会うのを目標にしていました。平均すると年に1.3回くらいの頻度で会っていたと思います。
七夕みたいなものですね
でもほぼ毎日連絡は取り合ってました
日本とイギリスの時差は9時間(サマータイム8時間)のため、
毎朝彼とSkypeで話すのが日課でした
週末は自宅にいる場合はSkypeをお互い付けっぱなしにして、お互い好きなことをしたり、何時間もしゃべり倒したり
よく『そんなに毎日なんの話してるの?』と聞かれましたが、相手にはどうせ分からないや、と決め付けてしまわずに、相手の立場に立って丁寧に説明すれば話すことはいくらでもあります
遠距離恋愛の副産物として、噛み砕いて分かりやすく説明する能力は相当向上したと思います
今はLINEがあるからさらに気軽にコミュニケーションが取れますね
知り合いの別居婚夫婦は毎日LINEのスタンプでお互いの生存確認をしてると言ってましたが、忙しいふたりでも毎日何かしらのコンタクトはしたほうがいいと思います
ふたりのうち、どちらかが連絡不精の場合はお互いが納得する頻度を探りましょう。
私たちの場合は彼の方がマメなので、メールは3回に1回くらいしか返信してませんでした
・国際恋愛の場合
遠距離を解消したあと、どこに住むかはとても悩ましい問題です。
日本語ができない外国人はたとえ東京であろうと安定した仕事を見つけるのは難しいです。英語圏出身であれば英語教師・英会話講師という道はありますが…
彼は専門がITだったため、無事に希望にあった仕事が見つかりましたが、それでも就業ビザの取得まで世話してもらえる職場は限られていました。
国をまたいだ転職にあたっては自分の専門スキル、職種を持つ重要性が一層高まると思います。あとは大企業に就職して転勤で日本に来るというルートもありますが、本人の希望が通るまで時間がかかりますし、希望が通っても駐在員は何年いられるかはっきりとは分からない不安定な立場です
私たちは少なくとも数年は日本で生活するつもりですが、もしイギリスやその他の国に暮らすことになったら…?英語ができるとはいえ、私が今と同等に稼げる仕事に就くのは相当難しいでしょうね…
仕事や生涯年収のこと、生活環境のこと、人間関係のこと、子育て環境のこと…
考え出すとどこに住むのが正解なのか正直よく分かりません
彼は今のところホームシックどころか東京ライフを超エンジョイしてるようなので、今のところ不満はないですが
遠距離恋愛か近距離恋愛どちらか選べと問われればそりゃー近距離恋愛の方がいいですが、私たちは周囲の人からも
『なんかあまりさみしそうじゃないというか、楽しそうにやってるよね』
と言われるくらい、ハッピーな遠距離恋愛をしてました
週末デートに時間を取られない分、友達と遊んだり、勉強する時間が長く取れたのは人生の中でも貴重な時間だったと思ってます
お互いの国で会うたびに、ついでに日本各地の観光地に行ったり、ヨーロッパの国々を一緒に旅行できたのも楽しかったし
9年間でもらった手書きのお手紙やカードもものすごい数になりました
別れ際に空港で大泣きして、何度映画の主人公気分を味わったか分かりません
愛されてないんじゃ?と本気で不安になったことは一度もありません。お互い人として好きじゃないと遠距離恋愛は何年もつづかないと思うので
結婚してからも、日々の日常がこんなに幸せで、まだまだ新鮮な気持ちでいられるのは長い長い遠距離期間を乗り越えたご褒美でもあると思います
これを読んだ遠距離恋愛をがんばってるみなさんにも、報われる日が早く来ますように