行ってきました〜、病院へ。

退院後初めての検診です。

 

入院してた病室の隣の診察室。

二週間ぐらい前なだけなのに、

入院していた頃がとても懐かしい、、、。

 

入院中にお世話になってたのとは別の医師と看護師さん。

でもこのお医者さん、

初めて産婦人科の診察を受けた時の人だ。

「このMRIの結果、私たちでは診断できませんね。」と言った、、、。

 

なんか心配になってきました。

そして案の定、、、。

 

お医者さんは、私にほとんど何も聞かず、

看護師さんに抜糸の指示を出しただけ、、、。

 

私の術後の状態は自分的には順調で心配ごとがなかったので、

まあ、いいんですけどね、、、。

 

でも、普通、

術後私の体の状態を訊いたり、

摘出した筋腫の状態、

特にそれが良性か悪性か、

そして、これからの術後の生活上気をつけることとか、

説明しますよね?

普通、、、!

 

そう、この国の文化自体、

日本人的には普通じゃないことたくさんありますが、

医療現場でもしかり。

普通じゃないことが普通にまかり通り、

毎日のように起きている、、、。

この国で生まれ育った人たちもいつも文句言ってますが。

 

 

で、まず、抜糸。

私のはホッチキス縫合で、

それも傷口が縦に20cm近いため、

ホッチキスの留め具が15個ぐらいあるんです。

取る時、結構痛いんだろうな、と心配で、

看護師さんに

「痛いんでしょうか?」と訊きましたが、

看護師さんからは何のお返事もなく。

二度目も訊きましたが、

また返答なく。

 

???

 

看護師さんはおもむろにホッチキスの留め具を

抜き始めました。

 

ちょっとチクチク痛みましたが

まあ許容範囲。

 

処置されている間、

傷口を見るのが怖くて

ずっと目をつぶっていましたが、

終わって消毒される段階でちょっと傷口に目をやると、

傷口の2、3ミリ隣に

縫合糸の切れ端が乗っかった状態のまま、

看護師さんは傷口の上に傷保護の絆創膏を貼っていました。

 

おへその表面まで切られていて

その部分はホッチキスだけでなく、

糸でも縫合されていたので

ちょっと端が出ているその糸も

抜いてもらったのですが、

 

この糸の切れ端、

なぜ傷の近くにある?

もう抜糸していらないものなら、

絆創膏を貼る前に除去してくれてもよくない?

 

あるいは、この糸はまだ皮膚を縫い付けていて

今はまだ取らない方がいいのかな?

それとも、時間と共に消滅する素材の糸なのかな?

 

いろいろな可能性が頭をよぎり、

もう絆創膏を貼った後でしたが、

看護師さんに訊いてみました。

 

 

「あのー、この傷の横に糸が残ってたんですが、

あれは、残しておくべきものなんですか?

取ってしまっていいものなんでしょうか?」

 

すると、看護師さん、ちょっとムッとした様子で、

 

「ホッチキスも糸もすべて取り除きましたよ。」

(なんか文句でもあるの? と言う雰囲気で)

 

「え、でも、糸の切れ端が傷の隣に見えました。

あれ、なんで残ってるのかな、と思って。

不要で捨てるものなら、取ってもらえませんか?」

 

「糸も全部皮膚から抜き取りましたよ。」

(もう、何も文句言うな、とでも言いたそうな感じで。)

 

 

あ、そうだった、、、。

 

この国では、こちらが単に純粋に知りたいから質問しても、

その内容を自分に対しての文句か批判だと

受け取る風潮が強いこと、

思い出しました。

 

 

ああ、自分の体のことだけ心配していたい、、、。

 

 

結局、あの糸はそのままで服を着ることを促され。

 

 

 

さあ、今度はお医者さん。

すべて私の方から質問しました。

 

結果、

 

1、子宮筋腫は甚大だったが、良性だった。(!!)

2、これからはもう薬の服用も必要ない。

3、注射はあと5日間。

4、傷口は1日待って、もう入浴も普通にして大丈夫。

絆創膏も貼らなくていい。

5、一ヶ月後にまた診察を受けること。

 

 

よかった〜〜〜。

良性だった。

とりあえず一安心。

 

 

が、このあと、また一悶着ありました。

同じ看護師さんに、

 

「入院時に対応してくれた看護師さんが、

最後の超音波検査の診断書のコピーを取らずに、

『診断書原本を預かるので後で返却してもらってください。』

と言って、原本を持って行ったので、

それを返して欲しいんですが。」

 

と言うと、

 

この看護師さん、突然、ムッとして、大声で、

 

「そんなの、私知りませんよ。私がやったわけじゃないんだから。

あなたの書類は何もありません。」

 

 

へっ?

 

「でも、入院時に持って行かれてしまって、

原本返して欲しいんです。そう言われましたし。」

 

「あの、もしここにないなら、

どこにあるんでしょうか。

どこで返してもらえるのか教えて下さい。」

 

看護師、よりムッとして、

 

「何ですか、私に文句言うんですか。

私のせいじゃないんですから、

私に言われても困ります!」

 

 

そして何も言わず、診察室を去って行きました。

 

 

???

 

別に看護師さん個人を攻めたわけでも何でもなく、

ただ単に

返してもらうべき原本を返してもらいたかっただけなのに。

 

原本を返してもらえなかったら困ると思い、

私はナース室に行き、そこにいたもう一人の同僚看護師に

「あの、原本ありましたか?

それとも今探してもらってるんでしょうか?」

と訊くと、

 

「さあ、、、、。」

 

 

???

 

 

当該看護師が舞い戻ってきて、

 

「はい、これ。これしかありません。」

 

と、私に診断書原本らしいものを渡しました。

 

でも、それは診断の文書部分一枚だけで、

添付されてるはずのエコーの写真がなく、

添付されてたはずの場所のホッチキス痕だけが残っていました。

 

「あの、でも、これ、エコーの写真がないですよね。

引きちぎられた痕があるので、

写真だけ別のどこかに保管されてるんじゃないですかね?」

 

と訊くと、

 

看護師さん、もっと怒った風になって

また無言で私を置き去りにしてどこかへ行っちゃいました。

 

 

もう、頭の中は、

 

???

 

でいっぱいです。

 

 

 

そして、よく渡された書類を見ると、

 

氏名の欄に別人の名前が!

 

私のじゃない。

 

 

 

そこへ当該看護師が戻ってきたので、

 

「これ、今よく見たら

私のじゃないです。全く別の人のですよね?」

 

と私。

 

 

もう心の中は絶望感でいっぱいです。

もう一人の看護師さんも

私を助けてあげたいと思ってはくれてるようですが、

何ができるわけでもなく。

 

 

当該看護師は、

「どれだけ探しても見つからない!」と、

あれやこれやと文句か絶望からくるセリフを吐き出して

また部屋を出て行きました。

 

残されたもう一人の看護師は、

「病室のベッドの番号、覚えてますか?

その番号のファイルにあるかもしれませんから、、、。」

 

番号を告げたけれど、

虚しく、ファイルには何もなく。

 

数分後、

当該看護師、戻ってきました。

手には何と、

添付写真付きの「私の」超音波検査診断書の原本が!

 

ちゃんとクリアファイルに入って

大事そうに保管されてました。

 

 

「あったわ。」

 

 

この一言だけ。

自分であんな大騒動にしておいて、

無碍に私をひどい扱いしておいて、、、。

 

 

ま、この国では普通です。

 

私は、ここは大人の対応で、

 

「あー、よかったー!

ありがとうございます!!」

 

と、すごく感謝してる振りをして

看護師さんを攻めるようなことは

一切言いませんでした。

 

そしてにこやかに病棟を退散。

 

 

 

はー、どうにかクリア。

 

この国の疲れる日常が

時々重くのしかかりますが、

とりあえず、健康で過ごせることに感謝!