タイ映画「マッハ !!!!!!!! 」の続編(?)。

15世紀のタイでクーデターが起こり,その国の王子(ティン)が両親を殺されながらも逃げ延び,山賊に命を救われ武術をマスターする。

 

ティンは山賊のボスに跡継ぎと認められるまで強くなり,単身敵討ちをしようとするが,敗れ,拷問されてしまい,植物状態に。

 

村の人の看護で目を覚ましたティンは体が六に動かなくなってしまい絶望するが,師匠の元で悟りを開き(?),新たな力を得る。

 

前作は現代のタイが舞台だったが,今回は時代劇。一応原題が「 Ong Bak 2,3」なので,前作の仏像オンバク像の過去という感じなのだが,「1」を見直すとオンバクが造られて24年とか言ってるので少し辻褄が合わないかも。でも顔の傷は共通。

 

「1」との共通点は主人公の名前がティンであること,オンバクの顔の形,ティン,師匠っぽい人,マヌケキャラの人(1ではかなりオイシイ役だったと思う)の役者あたりか。


ストーリーがほぼ前作と関係ない上,映画のトーンもかなりシリアスで,前作好きな人には微妙かも。

シリアスなうえ,武器が使い放題なので,アクション的にはトニー ジャーの技の多彩さを観れるので,そういうのが好きな人にはいいかも。

ただし,アクションが多いのは2で,3はリハビリシーンメイン。3は仏教的な要素が強いのだが,タイ映画はそういう感じなのだろうか。いきなり「瞑想をするのだ」という師匠もいかがなものかと思ったが,武術に長けた父親がティンに武術を学ばせず踊りを教えた理由も本人はわかったと言ってたが,観てる方は良くわからなかった(笑)

 

 

瞑想して強くなったのかと言うと,殺法的な要素が減ったのかな??程度の違いしかわからなかったかも。

 

一応想像で「昔のティンだったらこう戦ってた」シーンがあって,そこでは容赦ない攻撃をしまくってたけど。(ある意味見どころかも)

 

個人的には仏教的な要素は好きなのだけど,チョット強引な感じだったかなぁ。

 

連続性が弱いので,時代劇のトニー ジャーを観たいという人にしか勧められないかも。2作は長いし。

 

(6/10点)

 

 

 

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