ホントは、ずっと前から知ってたよ。
君が無理矢理サイズの合わない靴を履いてたのを。
僕が、これが好きだから履いててって
薦めたから無理に履いててくれてたね。
ごめんね。
時々、この靴は好きじゃないとかサイズが合わないって教えてくれたのに
それでも僕は君に履いてて欲しかったんだ。
君の好きな形や色、ぴったりなサイズの靴を
僕はプレゼントしてあげれないみたいなんだ。
でも君は優しいから、
少しのあいだ我慢して履いててくれたね。
僕なりの精一杯の靴だったから
君にその靴を脱いで良いよって言える勇気がなかったんだ。
君が、その靴のせいで
靴擦れしたり苦い想いしてるのを気付いてたんだけどね。
一度脱いだら、二度と履いてくれないって分かってたから恐かったんだ。
ごめんね。もう脱いで良いからね。
きっと君は、君に合った靴をすぐに見つけれるから。
僕が君にプレゼント出来ない事を
僕は、心から酷く悲しい。
僕がプレゼント出来ない事を君がいつからか知ってる事が
それは何よりも一番哀しい。
ホントは、ずっと前から知ってたよ。
ずっとずっと前に気付いてたんだ。
でも僕は、君がそばにいてくれてくれるだけで
嬉しかったんだ。
