二年前の秋口でしょうか。私は新潟県の柏崎へと向かっておりました。目的地は旧柏崎遊廓。その途上に立ち寄りたい場所がありました。
その場所とは「田中角栄記念館」であります。新潟県の誇る、否!日本の昭和史を紐解くにあたって角栄先生についての説明は最早不要でありましょう。
「田中角栄記念館」は道の駅「西山ふるさと公苑」内に。日中友好に尽力された角栄先生。
・・・・・・そうした理由からか敷地内には支那風の場末臭溢れる、否!唐風の素敵なモニュメントが多数。
花より団子、腹が減っては戦が出来ぬ。先ずは腹ごしらえをば。
食堂兼土産物屋の「角さんの台所」へ。角栄ブランドの日本酒が置いてありました。
角栄記念館内部は写真撮影不可でした。故に記憶の糸を手繰り寄せます。館内では角栄先生をインタビューした記録スライドが流れていました。朝食を毎日食すのは元気の源、と熱く語る角栄先生。中でも角栄先生の大好物である新潟のソウルフード「のっぺ」を美味しそうに召し上がる角栄先生のお姿を目の当たりにすると否応なしに食欲をそそられるのです。
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角栄先生「おい!朝食の、のっぺはまだかね?」
側近A「はぁ、、ただいまお持ちするでがす」
角栄先生「キミキミ、食って、寝て、嫌なことは忘れることが一番なのだよ。わかるかね?」
側近B「はぁ、、わかりますでがす」
これが新潟のソウルフード「のっぺ」であります。
※監修 ねこまんまさん
調理担当 ももじゃむ女史
食べた人 花町太郎
角栄先生「キミキミ!わかるかね?メシ時になったら、しっかりメシを食いなされ。シャバにはいいことは少ないのだよ。いやなことばっかりなのだ。それを苦にしてメシが食えないようではダメなのだ。腹が減って、目が回って、大事な戦はできぬのだよ。よっしゃよっしゃ、今日ののっぺも最高だわい」
※何故かホッとする側近A&B
角栄先生「キミキミ!わかるかね?自分の置かれている立場を有り難てえことだと思わんとダメなのですよ。寝言を言ったり不満ばかり言っている奴ぁ、生涯終えるまで不満を抱き続ける人間になるぞ。社会が悪い政治が悪いなんて言って、一体何があるのだね。人に貢献できるようになってから言うべきじゃよ・・・・・・・・・」
※以降朝まで角栄先生語録が続きます