一昨日何とも痛ましい事件が発生してしまいました。
ニュースなどですでに報道されているとおり、学生団体(NPO?)から東欧での日本語教師インターンシップに参加されていた学生さんが巻き込まれるという事態。
深く追悼の意を表します。
今回の件で、学生団体及びNPO法人である当団体がどのように対応するのか?
香港からですが当団体へのサイトアクセスは出来ない状況ですので、(アクセス集中?)現状は不明ですがこの問題に学生である代表者さんが対応するのでしょうか?
空港へのピックアップが遅れたor来なかったために白タクに乗ってしまったという報道がされているようです。
私どもも海外に日本人を送り出しているものとして、空港ピックアップのミスを経験したことがあるものとしてぜひ今後海外渡航される皆様には中止していただきたくまた、自省も込めまして当団体様もしっかりとした運営を期待するものであります。
まず、空港でのお出迎えを依頼していて遅れているまたは来ない場合
→まずは日本の関係者に連絡をすること(行くこと自体でミスっているのか、渋滞などで遅れているのかの現状把握)
→絶対に白タク(タクシーで勧誘して来る人は全て断る)には乗らない
※ほぼボッタくられるか、その他事件に巻き込まれる可能性があります。
例えば、ホテルが出している送迎バスに乗るとかネットなど(3Gがあれば)が可能なら近くのホテルを自己手配して危険回避するなど
→事前に渡航先の危険情報を雑誌、WEBなどでも情報収集
※特に、先進国以外ですと空港も殺風景なところもあり、初めての土地でしかも夜中着などとなりますと不安ですのでリサーチをすることをお勧めします。
大事なのは、こちらの行動は「自分で考えてやってもらうこと」が重要です。
いくら外注していたとして、お金払っているからとなっても海外で犯罪に巻き込まれたら違約金などということになりますと、誰もそんな役務は提供できなくなりますので、(リスク回避は保険会社の領域ですが、命にかかわってしまっては、何の意味もない)ぜひ自ら考え、適切にリスクを把握して行動することを願います。
また当法人様においても上記の案内はしっかりと行い、常に電話に出られるような対応をすべきです。
航空券を自己手配したのか、販売したのかは分かりませんが真夜中に到着するような便を設定したのであればそこの配慮に欠けていたのではないでしょうか。
そして、海外渡航を検討される方、そこに関わる方々、海外渡航経験者で善意の第三者的な方々へ。
このような痛ましい事件が起こって、それによりやっぱり海外は怖いから行かない・・・
といった状況になることを個人的には危惧しております。
今後、日本人に求められることは、海外の人と積極的に関係を持ち事業活動を通じて理解を深めていきながら日本、日本人の強みを生かした産業を海外に移転し、所得を高めていくことで日本の将来が開けていく側面が多くございます。
ですので、海外(特にアジア)には積極的に出ていくべきなのです。
そこで、起こりうるリスク(私も昨日中国広東省深センに行って参りました。日本では反日デモの暴走ニュースが流れておりましたが、行く場所に気を配ってリスク回避をすることを致しました)
については、しっかりと渡航者、利害関係者、善意の第三者も配慮したうえで行動しないといけないのです。
渡航者や利害関係者はもちろん、渡航者の周りの善意の第三者も同様です。(例えば海外渡航経験を持つ友人知人さん)
皆さんが海外渡航した時には偶々何も起こらなかっただけ、かもしれない。
上海は危ないですか?→危なくないです。
・・・このやりとりでは、安全に聞こえてしまうのです。
フィリピンは危ないですか?→一部を除けば安心です
など。
私も経験がありますが、自分が役務の提供地としている土地を不安で煽られることは避けたいのです。
煽るのではなく、あくまで「適切に恐れ、やってよい行動をリスクの高い行動を理解して自己判断で行動していく」ことです。
時折、危ない地区に一人で飛び込んで行って自慢げに、大丈夫だったとか言っている人がいますが肝試しじゃあるまいしその言葉に責任をとれないのなら言うべきではない。
例えば、上海を例にあげると今ではかなり安全度も向上していますが実際に今年でも人民広場で切り付け事件が起こったりしています。
その他東南アジアでもそのたぐいの事件は発生しています。
ですので、まずは渡航前に「海外治安ランキング」や「外務省渡航注意情報」「地球の歩き方」など全て丸投げするのではなくて自らの力で情報を取りに行くことをやっていただきたいと思います。